日本MR数はまた増加、「減少する!減少する!」と言われ続けて、数年間。予測通りになる気配なし!

―医師への接待禁止や医療機関の訪問規制強化などによって、日本の製薬業界のMR(医薬情報担当者)数は近く頭打ちとなり、その後減少する―。数年前から、そんな予測がありますが、どうもそうでもないようです。

MR認定センターがまとめた14年版「MR白書」によると、MR総数は6万6752人(14年3月末)で、13年度より1478人ほど増えています。07年度からずっと増え続け、13年度になって149人減ったので「いよいよMR減少時代突入か!?」と思いましたが、盛り返しました。

Exif_JPEG_PICTURE「コントラクトMR(派遣および契約MR)が押し上げてんじゃないの?」とお思いかもしれません。確かに、コントラクトMRは3957人で、前年度より伸びています。しかし、増えたのは764人ほどで、各企業が正社員で増やしている数と変わりません。各社結構、増やしてるんです。「医師への訪問回数が売り上げに直結する」という公式は、崩れておらず、各社もそれを信じているんですね。

とはいえ、世の中も医療現場もどんどん変化して、MRの活動内容も、それに合わせて、変化していかねばなりません。現場MRは、きっと大変でしょう。にもかかわらず、年齢別で見ると、50歳代が8791人、60歳代が1234人、双方合わせて1万人が現場に出ています。この世代は医師への接待攻勢華やかなりし90年代のプロパーを経験しながら、規制でがんじがらめの、いまの窮屈な現場でも、がんばっています。新時代で変えるべきもの、そのまま維持すべきもの。己を虚しゅうしたうえで、自らの経験に照らして、いまを見れば、本来一番、分別が付くはずの世代です(みんながみんなそうではないです。“己を虚しゅうしたうえで”というのがミソです)。しっかり現場を支えて欲しいです。

で、写真は近所を散策中に撮影(ピンボケ失礼!)。巨大マンションに隣接する公園にて。若いお母さんが、赤ちゃんを前に抱えながら、シャボン玉を飛ばして言います。男の子が、それを見上げて、つかもうとしています。子供も楽しそうだったけど、お母さんも相当、楽しそうでした(笑)なんかほのぼの。癒されましたあ~!ではみなさま、素敵な一週間をお過ごしください!

【注意】この原稿はMR数に誤りがあったため、8月5日付で、一部修正いたしました。

 

 

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