「光免疫療法」の主任研究者が日本人だというだけで、喜んでていいのか??発信は飽くまで米国NCI/NIHだ!!

 

IMG_2304 みなさん、お元気ですか?どうも台風大先生は、日本列島がお好きなようで、今年の夏の終わりはお帰りになったかと思ったら、すぐにまたご訪問されますので、せわしなくてしょうがない。公共交通機関での移動は混乱しますが、晴耕雨読という言葉もあります。室内で、静かに仕事をするのもまた由、と、私は開き直って引きこもりを決め込むつもりです。(笑)

で、免疫系に働きかけて、がんをやっつける、いわゆる免疫療法の研究が日々刻々と進展しています。最近脚光を浴びているのが「光免疫療法」。がんと闘う「免疫」を邪魔している悪い細胞だけに、近赤外線を照射して、悪い細胞を退治し、免疫を元気にさせて、がんと闘う力を強めるのです。動物実験では、かなりいい成績が出ており、副作用も少ない。今年4月、米国FDAがヒトでの臨床試験の実施を認めています。まだ臨床試験段階ですから、あまり煽ってはいけませんが、かりに試験に成功して、医療現場で使われるようになれば「手術」「放射線療法」「化学療法」に次ぐ、第4の柱になる可能性もあります。

  この研究は米国国立がん研究所(NCI)/米国国立衛生研究所(NIH)の成果ですが、主任研究者は京都大学出身の小林久隆氏という日本人です。日本政府は12年に「世界で活躍し、『日本』を発信する日本人」として小林氏を表彰していますが、そんなことを言っている場合じゃないですね。実のところは「日本には受け入れてくれそうな土壌がないから、米国に身を移して『世界』で活躍している」わけですから。。。。イノベーターが日本で、なぜ生まれないのか?何が問題なのか?政府や企業だけが悪いわけじゃないでしょう。私たちは、明鏡止水にしっかり考えみる必要があります。

  で、写真は高円寺の阿波踊り大会。そぼ降る雨の中、全国各地から集まったチームがいなせな踊りっぷりを披露してくれました!!!では、皆様、素敵な一週間をお過ごしください。

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