エーザイ・内藤社長の名演説、武田薬品のアリアド買収で2017年スタート!!!

  みなさん、お元気ですか?2017年がスタートしました!!!これまでの思考の延長線では捉えきれない出来事が世界各国で生じています。これをチャンスと捉えて、前進します。

先週6日は毎年恒例の薬業4団体新年賀詞交歓会が開かれました。エーザイの内藤晴夫社長(東京医薬品工業協会会長)のあいさつ。名演説でした。「製薬企業は株式会社だ。常に株主に対して将来性、成長性を誠意をもって説明する義務がある。その際、薬価制度の予見性、安定性が重要である。突発的な制度変更は避け、中長期に渡る予見性、安定性を持った制度構築を願う。それも産業政策のひとつのはずだ」。塩崎恭久厚労大臣を前にこう話しました。

毎年改定とか。。。議論はすべきですが、いきなり導入となれば、国内の医薬品市場は大混乱です。昨年末の官邸主導の動きは、少々、やり過ぎの感があります。

会場で、複数社の社長とお話しする機会を得ました。ホントに勉強になります。つくづく「製薬業界は基本的に生真面目だ」と感じます。「株式会社はいつも4つのステークホルダーに対して誠実であらねばならない。それはすなわち“従業員”“株主““社会”“顧客”。イロハのイだよ君!!」と某社長。ーそんなことも知らないで、ジャーナリストをやっているの?--という感じで、教えていただきました。しっかりしなければ、と身が引き締まる思いです。

で、3連休最後の9日夜。武田薬品が、オンコロジーに強い米アリアド買収するというニュースが飛び込んできました。このご時世に珍しく業界各紙にバンバン、オンコロジーMRの募集広告を出していたので、何かあるなあとは思っていたのですが、こういうことだったんですね。昨秋、胃腸薬に強い米バリアント社の買収がまことしやかに取り上げられましたが、本命はこっちだったのかもしれません。

いずれにせよ17年は幸先のいいスタートです。私も一層、取材執筆に励み、誠実かつ質の高い情報を届ける所存です。今年もよろしくお願いいたします!!!

写真は中医協。傍聴席最後列からのショット。今年は煮え立つような制度改革論議が予測されます。それではみなさま、素敵な一週間をお過ごしください!!!

 

コメント

現在のコメント

コメントを書く

 
  (公開されません)
 
 
 
 

 
© 2024 薬新プラザ|医薬品業界の「本質」を発信するサイト