エーザイ・内藤晴夫CEOの毎年恒例ライブ!!「認知症治療」で熱弁!!!

 みなさん、お元気ですか?街を歩くと、すっかり春(はる)衣装の方、冬のまま分厚いダウンジャケットやコートに身をくるんでいる方。様々です。一年で最も、服装がバラバラになる。面白い時期です。

さて、先日、エーザイが毎年一回開催してくださる記者懇談会がありました。内藤晴夫代表執行役CEOが舞台所狭しと歩き回って「事業への思い」を語ってくれます。今回も、前後左右。動く動く(笑)。時には説明図表を写したスクリーンすれすれまで近づき、また時には、記者席の通路までドカドカ踏み込んで(場外乱闘です。笑)。。。身振り手振りで熱く語ってくださいました。これはもう説明というよりステージですね(笑)。中途半端なアーティストはかなわないです!!記者席まで、びゅんびゅんエネルギーが飛んできます。

今回のテーマは「認知症」。ここ一本に絞ってとことんお話されました。新薬の研究開発のトレンドは、エーザイのアリセプトが先導してきた「症状改善薬」から、疾患の根本を治療する「疾患修飾薬」に進展しています。しかし、各社の臨床試験は難航、なかなか出てこない!!!エーザイは抗アミロイドβ抗体薬、BACE阻害薬、抗タウ抗体薬、シナプス修飾薬など、多角的な視点で新薬の研究開発に取り組んでいます。外資系大手との競合に、いかに打ち勝っていち早く新薬を出せるか。注目されます。

 とはいえ認知症治療は「新薬だけ出ればそれでOK」という領域ではありません。確定診断のためのより簡便な検査法の確立、医療機関の受け入れ体制整備、医療保険財政をはじめとする診断、治療に関する社会的なコンセンサス形成など、課題が沢山あります。エーザイはじめ製薬各社がどこまで率先して、誠意をもって環境整備を進めていくかも注目しています。たまたまですが、ここ数週間、私の取材、執筆テーマが、ちょうど「アルツハイマー型認知症薬」でした。次回、今週発売の医薬経済17年3月15日号に「アミロイド仮説で続く新薬開発」という記事が掲載されます。皆様、是非、ご一読ください。

写真は記者懇談会で熱弁を奮う内藤晴夫社長。これは2回前の写真です(失礼します(^_^;))。それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください。

 

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