巨大企業、東芝を衰退に追い込んだのは誰なのか?「他山の石」とせよ!

  みなさんお元気ですか? 今日、明日、有給を取得すれば連続9日という大型連休!!!!いかがお過ごしですか?私もそれなりにリラックスして過ごしております。

 日本経済を牽引してきた大手総合電機メーカー東芝が巨額損出を抱え、窮地に陥っています。米国の原子力事業をイケイケで進め、同国子会社をしっかりマネージできていなかったことが要因のようです。先日、この問題をテーマにしたテレビ番組で、元東芝役員の方が「佐々木 則夫氏が社長(在任期間9年6月~13年6月、経済財政諮問会議委員などを歴任)になったころから、意見が言いづらい雰囲気になった」と言っていました。臨時社員株主総会の会場前で、マイクを向けられた社員の方は「言いたいことが沢山ありますけど、私もサラーマンですから」と会場に入っていきました。また、別の番組で、有名な音楽家が日本の社会環境について「言いたいことが言えないようなムードが漂っている」という趣旨の発言をしておりました。

なるほど、確かにそういう側面もあるかもしれません。しかし、果たしてそれだけだろうか???

私は、ふと思うのです。「意見が言えない」?「言いたいことが言えない」????本当にそうだろうか?大人になって社会に出て、何かを発言すれば、それなりに責任が伴います。責任を負うのは、ある意味、面倒なことでもあります。そもそも、しっかり考えないと、自分の意見すら出てきません。考えるには、結構、エネルギーがいるのです。そうすると、怠惰な私たち庶民は、流されがちです。「誰かが考えるだろうから別にいいや。意見を持つのは疲れるし、言ったところで通るわけじゃなし。下手するとしっぺ返しが来て損するぞ」と。

 本当は「意見が言えない」のではなくて、「意見を言わない」のではないかと。別に上から押し付けているわけではなく、上も下も関係なく「意見を言わず、黙って息をひそめて過ごしている方が得である」という価値観が社会に蔓延しているのではないかと。。。。子供の場合、実際に、黙っている方が「お利口さんだね」と褒められて、得するケースがままあります(笑)しかし、大人はそれじゃまずいでしょう。

さまざまな人がそれぞれよく考えて、自分の意見を持ち、それを基に「議論」する。そんな当たり前のことが希薄になっていませんか?大事が起きてしまってから「意見が言いたかったけどいえなかった」と、力のある立場の人を突き上げてもどうしようもない。大政翼賛会を作ったのは一部の権力者ではないです。国民一人一人が作ったんです。それを忘れたくないです。巨大企業、東芝の衰退に、そんなことを思う今日この頃です。企業を作っているのは誰なのか?社会、国家を作っているのは誰なのか?と。。。

 で、写真は近所で撮影。かわいらしい小さな花たち。それぞれの色合いで精一杯咲いています。それではみなさん、素敵な一週間を!素敵なゴールデンウィークをお過ごしください!!

 

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