「人生100年」を見据え、医療、介護政策を問い直せ!!経産省・江崎氏が革新的な講演

 

 みなさん!お元気ですか?過ごしやすい日々が続きます。ホント快適!!秋っていいですね!

さて、先週25日、医療経済フォーラム・ジャパンのシンポジウムで、経産省の江崎禎英氏(商務・サービス政策統括調整官)の講演を聞き、なんだか晴れやかな気持ちになりました。高齢化時代の医療費、医療政策をどうするか?日本そして世界でも大問題になっているわけですが、江崎氏の講演は、これまでの議論の前提を根本から問い直す革新的な内容でした。

江崎氏の話は概ね以下でした。

ヒトの遺伝子にある「テロメア」(細胞分裂のたびに短くなる。生命の回数券のようなもの)を使い切るまでには120年かかる。つまり生物学的に言って、ヒトは120歳まで生きてもおかしくない。そう考えれば、高齢化が進む社会は、決して嘆かわしいことではない。むしろ、社会が成熟して生物学的寿命を謳歌できるようになっただけ。素敵なことだ。64歳までは人生の1周目に過ぎない。その後、第2周がある。しかし、いまの議論は、64歳を過ぎたヒトが増えることを、ネガティブにとらえている。発想の転換が必要だ。これまでの医療、介護政策論議は、1周目(64歳まで)の人たちが、2周目の人を支えるという観点で進められてきた。2周目に入るとヒトは身心ともに弱って何もできなくなるという前提で、医療、介護の公的サービスを当たり前に使ってきた。しかし、65歳以上でも、経済活動や、コミュニティへの参加、疾患、身心弱化の予防によって、元気で健康な第2周を送ることができるはずだ。80歳、100歳になっても今が一番楽しい。そういう社会が創れたら、日本は間違いなく世界で一番幸せな国になる。さらにいうと、そういう社会を実現した時、果たして医療費や、介護費用は、増えるのでしょうか?

 いやあ、聞いててなんかホントに元気が出てきました。今、世の中、「イノベーション」ばやりで、なんかちょっと新しいことをしたり、思いついたりするだけで、イノベーション。メディアもジャーナリストも、なんだかわかんないけど、とりあえずイノベーションと言ってけば、おさまるでしょ、みたいな軽薄な時代になってますが、江崎氏によるイノベーションの定義は「常識を変える」こと。今回の講演内容は、まさにイノベーションだなあと感じました。

少子高齢化を超えて、新しい豊かな日本と世界を築くなら、江崎氏が言うような発想の転換が絶対に必要になるでしょう。

 写真は講演する江崎氏。今週で10月が終わり。11月に突入です。秋を満喫し、残り少ない2018年を悔いなく送りましょう!!!それではみなさん、素敵な一週間をお過ごし下さい!!

 

コメント: 1

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カルロス・トゴーン
 

先日、別の先生の講演で、
「イノベーション(innovation)は進歩(progress)とは異なる。」
「イノベーションは社会を変えるもの。」
「イノベーションの日本語訳が技術革新とされるが、それは不適切。正しくは「路線転換」。」
という話を聞いたことがあります。

「常識を変える!」
江崎氏が言ってることも同じですよね!!

正しい、そしてワクワクするイノベーションの定義が広まるといいですね!

 
 

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