【2月20日発】ギリアド・サイエンシズ 2030年までに世界Top10のオンコロジーカンパニー目指す !日本もトロデルヴィ、CAR-Tが柱に

◆ギリアド・サイエンシズ ジャパンのケネット・プライスティング代表取締役社長

 ギリアド・サイエンシズ ジャパンのケネット・プライスティング代表取締役社長は19日、オンコロジー領域で2030年末までに売り上げの約3分の1とするグローバル戦略改革を示した。買収した米カイトファーマ買収によりCAR-T療法のグローバルリーダーに躍り出ている。加えて薬物複合抗体(ADC)のサシツズマブ ゴビテカン製剤「トロデルヴィ」の適応拡大を進めていくが、日本も同路線を踏襲し幅広いがん領域適応を目指す。

 ※この原稿は業界OB、大先輩「ShinOM」さんに書いていただきました!ストレートニュースですが、“精度”と“深み”そして“切れ”が違います。他媒体では読めない!是非

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【2月16日発】「手厚い」とは言えない!24年度・薬価改革《財政的な考察》、恩恵は各社の努力次第!

 

◆日本製薬工業協会の上野裕明会長

 24年度の薬価制度改革は製薬業界の要望が多数反映された。日本製薬工業協会の上野裕明会長は15日の記者会見で「ドラッグラグ・ロスの解消やイノベーションを後押しする第一歩。引き続き新たな“価値評価の仕組み”の議論を進めていく」と前向きに評価した。24年度は医療、介護、障害福祉サービス報酬の3つの改定が重なる“トリプル改定”の時期で、そもそも薬価にどれだけ財源が回るのか心もとない状況だった。しかも納入価と薬価の平均乖離率が約6%で過去10年で最低、引き下げによって発生する財源も少ない。そんな中で、なぜ制度改革に、これほど多くの業界要望が受け入れられたのかーー?財政面から考察する。

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【2月15日発】RSウイルスは「どれほどリスク」か?GSKがメディアセミナーで「現状と課題」を説明。東邦大・館田教授も登壇!

 

◆GSK日本法人のポール・リレット代表取締役社長

 海外で「予防が重要」との認識が広がっているRSウイルス(RSV)感染症ーー。日本でもたびたび集団感染が発生し、昨年来、2つワクチンが承認されている。しかし、まだ認知度は低く、予防の重要性を裏打ちする疫学データも少ない。ワクチン発売を機にグラクソスミスクライン(GSK)が2月14日、メディアセミナーを開催。疾患啓発に全力で取り組む姿勢を見せた。今後、国民の認知度向上、そしてワクチンの接種は進むだろうかーー?現状と課題を探る。

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【2月15日発】大塚ホールディングス・樋口社長 次期中計の骨格発表  医療とNC両事業で“大塚らしさ”追求

◆大塚製薬・樋口達夫社長兼CEO

 大塚ホールディングスの樋口達夫社長兼CEOは14日の記者会見で、6月に詳細を発表予定の2028年を最終年とする第4次中期経営計画の骨格を発表、レキサルティなど自社販売の10品目と戦略的導出2製品を「グローバル10プラス2」と位置付け、次世代の成長ドライバーとする方針を明らかにした。またアルツハイマー病(AD)におけるアジテーション対策、がん領域での治療薬開発、新たな高血圧治療法など、社会的課題への取り組みを拡大していくとした。詳細を報ずる。【ShinOM】

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【2月9日発】武田俊彦氏が「創薬力強化会議」の現在地を説明 「“死の谷”は昔より深く大きい」と私見

 

◆武田俊彦内閣官房政策参与

 総理大臣直轄の内閣官房に設置された「創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議」(以下、構想会議)が8日、2回目の会合を開いた。大学など学術研究機関(アカデミア)が生み出した新薬の種(シーズ)をいかに迅速に製品化して世の中に送り出すかーー。具体的な方策について議論を重ねている。今回は、1回目(23年12月27日)に続き、構成委員の提案を聴いた。【構成委員の提出資料はコチラをクリック

 シーズの受け入れ先として、医師や学会が主導する「公的な組織」を設置し、製薬企業、バイオベンチャーと並ぶ「第3ルート」とする案や、エビデンスがはっきりしないまま高額な自由診療が行われ産業としての成長が危ぶまれている再生医療分野に、“学会お墨付きの民間保険商品”を導入する案など、厚労省の審議会では中々上がってこない独創的な提案が続出している。まさに百家争鳴、議論百出のようだが、会議は非公開。現在地、向かうべき方向性がいま一つわかりづらい。会議終了後の記者ブリーフィングには武田俊彦氏(内閣官房健康戦略室政策参与)が登壇。ブリーフィング後、構想会議の位置付け、現状、今後の方向性をわかりやすくご教示いただいた。その一端をQ&A形式で紹介する。

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【2月6日発】武田のサルウコスCFOはなぜ今、退任するのか?激動の5年を支えた財務戦略トップ

 

◆退任が決まった武田薬品のコスタ・サルウコスCFO

 武田薬品工業のトップマネジメントに変動があった。6兆円を超えるシャイアーの巨額買収(19年1月)から早や5年。財務戦略を担ってきたCFO(最高財務責任者)のコスタ・サルウコス氏が24年4月1日付で退任する。サルウコス氏は、クリストフ・ウエバー代表取締役社長CEO、アンドリュー・プランプ研究開発統括責任者とともにシャイアー買収前後の難しい事業運営を支えてきた。米メルク、アラガン勤務後、15年に武田の欧州、カナダCFOとなり、18年3月にグローバルのCFOに昇格した。2月1日の23年度第3四半期決算説明会で「武田で仕事できたことを誇りに思う。20年間、海外で働いてきた。オーストラリア(母国)に戻る」と話した。後任にはジャパン・ファーマビジネスユニットの古田未来乃社長が就く。

 

 

◆サルウコス氏の後任、武田薬品・古田未来乃氏(ジャパン・ファーマビジネス・ユニットプレジデント)

 トップマネジメントの交代は“世の常”。とくに珍しくない。ただし、武田の場合、シャイアー買収後の成果がまだ明確に出ているとは言い難い状況だ。そうした中でのCFO交代。なぜか今なのか?ーーー

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【1月31日発】メーカーが卸を絞り込む「1社流通」は何が問題なのか?かつての“系列卸”を彷彿させる現象。。。

 

医療用医薬品の流通改善懇談会(12月21日撮影)

 メーカーが自社の医薬品を1つの卸に限定して出荷する、いわゆる「1社流通」がここ数年ジワジワと広がっている。医療機関、薬局関係者から「医薬品が入手しにくくなるのではないか心配」「価格交渉がしにくくなった」などとの声が上がり、昨年、厚労省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」(以下、流改懇)で議論のテーマになった。結果、「1社流通」を実施するメーカーに対して「卸と協力して医療機関、薬局に丁寧に説明し、しっかり安定供給すべき」という趣旨の文言が、3月までに施行予定の改訂流通改善ガイドライン(以下、改訂GL)に盛り込まれることになった。しかしながら、この1文にどれだけの効力があるだろうかーー。今後、「1社流通」の対象品が広がっていけば、医療用医薬品の価格交渉、値決めの構造を大きく変える可能性がある。現状と今後についてレポートする。

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【1月30日発】内閣官房「創薬力向上の構想会議」の“狙い”と“課題”、2月に2回目の会合

 昨年末、内閣官房に突如、設置され、12月27日に初会合を開いた「創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議」(以下、構想会議)が2月中に2回目の会合を開く。現在、水面下で製薬業界団体、企業各社のヒヤリングを進めている。会合を数回重ねた段階で6月頃にまとめる「骨太の方針(経済財政運営の基本方針24)」に何らかのメッセージを盛り込む見通しだ。会議の位置付け、狙い、課題をレポートする。

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【お知らせ】無料セミナー“見逃し配信”スタート!薬剤師さん向け

 みなさまお元気ですか?

 インフルエンザやコロナ感染によって医療機関、薬局で咳止め、去痰剤が不足する事態がまだ続いているようです。現場で奮闘するお医者さん、薬局、薬剤師さんには頭が下がる思いです。さてそんな中、昨年12月15日、アプロ・ドットコム様主催の無料セミナーで講演する機会をいただきました。ここ数年、問題になっている医薬品不足がなぜ生じているのか?その理由は、複数あり、結構複雑です。講演では、これまで取材成果を活かして、わかりやすく解説しました。私ごときが混乱を収めることはできませんが、理由を知っておけば、薬局、薬剤師さんも、いくらか冷静に状況に向き合うことができるのではないかと。。。ジャーナリストとしてささやかながら貢献するつもりで語りました。見逃し配信は2月4日まで無料でご覧いただけます。薬局、薬剤師さん向けです。ご興味がある方がいらっしゃいましたら、ご共有、シェアいただきたくお願いいたします!配信は以下のURLから!

『なぜ医薬品の供給が滞っているのか?~薬剤師として知っておいて欲しいこと~』オンラインセミナー
https://www.apuro.com/blog/seminar-2033/

 

【1月24日発】ジェネリック関連学会が“OTC分科会”新設!安定供給、スイッチ化を意識か?!

 

◆OTC協会の杉本雅史会長

 医薬品の安定供給が課題になる中、一般用医薬品を巡る環境にも変化の兆しが見られる。日本OTC協会の杉本雅史会長(ロート製薬・代表取締役社長)は1月22日に開いた新年初の記者会見で24年の7つの活動方針を公表。そのひとつに「OTC医薬品の品質・信頼性向上に向けた取り組み」を明記した。また、これまで医療用薬を中心に活動してきた学会にも、“OTCとの連動”を意識した新たな動きが出てきた。

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