患者が知らない「カルテ開示・閲覧」は未だにあるのか?製薬団体と日本医師会は自主点検すべきだ!!

みなさん、お元気ですか?お盆も明けて、今週から本格的に業務再開という方も多いのではないでしょうか?

 さて大手調剤薬局チェーン、クオールとアイセイで明るみに出た調剤報酬不正請求問題の余波が続いています。1つの薬局で、特定の医療機関からの処方箋を集中して受けている場合は、調剤報酬を減額するというルールがあります。それを避けるために同一グループの別の薬局で受けたことにして分散請求し、減額を免れようとしたのです。競合する大手2社で、ほぼ同じ形の不正があったわけですから、チェーン薬局の世界では常態化していた可能性がありますね。日本薬剤師会と日本保険薬局協会が、それぞれ会員各社に自主点検を要請、9月上旬にその結果をまとめる方針を示しています。ただ、飽くまで「自主点検」ですから。。。これ以上の表面化は難しいかもしれません。

 しかし、調剤薬局で何か問題があると、日本薬剤師会、日本保険薬局協会が毎回、「お騒がせしてすみません」と、頭を下げるのは、どうなんでしょうか?会員各社が、個別に経済活動に勤しみ、そのうえでの不正なのですから、必ずしも「団体責任」が問われるものではないと思うのですが。。。江戸時代の五人組(1組員の罪を全員が背負う)じゃあるまいし。。なんか変な気がします。

 製薬業界では最近、バイエル薬品のMRが診療所のカルテを患者の了解を得ずに閲覧していたことが問題になっていますが、私が知る限り現時点で、業界団体は謝罪していません。

 それから今回のカルテ閲覧は「患者の了解」は得ていないけど、「診療所の了解」を得ているという点が、実は大きな問題なのです。

大きく流れを整理すると①バイエルがアンケートを依頼⇒②診療所が了解⇒③診療所が自分で記載するのが面倒臭いからバイエルに丸投げ⇒④バイエルMRがカルテを閲覧して転記―となる。しかし、問題として指摘されているのが①と④ばかり。②と③は、ほとんど焦点が当たらない。要するにアンケートを引き受け、カルテ閲覧を託した診療所の責任がほとんど追及されていないのです。なぜか?診療所に罪の意識が低いのと、当事者が表に出てこないからです。これじゃあ、すっとぼけたもの勝ちになってしまいます。もちろん、日本医師会が「お騒がせしてすみません」と謝罪することもありません。

 製薬企業が簡単なアンケートを医療機関にお願いし、医療機関がカルテからの転記を製薬企業に丸投げする――。個人情報保護法の全面施行(05年)以前は、珍しいことではなかったと聞きます。いまも、まだあるかも知れません。実際、バイエルであったわけですから。患者からすると、実に、いやな感じですよね。日本製薬工業協会はメーカー、日本医師会は診療所の自主点検を是非とも実施していただきたい!!!日本薬剤師会と日本保険薬局協会を見習ってくだあーい!!!!

 写真は都内を彷徨中に遭遇した町内会(?)の夏祭り。手持ちの花火でみんないい感じに盛り上がっていました!!それではみなさん!素敵な一週間をお過ごしください。

 

 

 

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