【7月11日発】 明治の医薬品ビジネス「永里体制」スタート まずはアジアの基盤強化 先進国での探索力アップも

 明治グループ医薬品セグメントの2本柱、MeijiSeikaファルマとKMバイオロジクスの永里敏秋代表取締役(Meiji社長、KMB会長)【写真】は10日の記者説明会で、研究開発シーズの掘り起こし、生産の効率化と関連事業強化などの観点から、今後さらに国際展開に力を入れる方針を示した。まずはアジアの基盤強化に着手する。これまでタイ、インドネシア、インドに生産拠点を有しているが、向こう5年間でさらにテコ入れする。永里氏はアジア地域について「今後ますます人口が増える。当社が強い感染症を含めニューズも多くなる。当社の製品、技術、ヒトで貢献したい」と意欲を見せた。また、研究開発について「先進国からいかにいいネタ(研究開発シーズ)を探すかが大事。強化したい」と述べた。米ではすでにボストンに創薬基盤強化のオフィスを開設している。今後、さらに拡充する考え。

 今回の記者説明会は

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【7月10日発】 業界要望「手ごたえ有り」 中医協薬価部会は殆ど反論無しで“静聴” 26年度改革

 

◆かつての中医協薬価専門部会

 26年4月の薬価制度改革に向け、医薬品業界団体が9日、厚労省の中央社会保険医療協議会薬価専門部会で意見陳述した。研究開発型企業で構成される日米欧3団体は特許期間中の医薬品について「薬価維持」などを 会員の方はコチラをクリック »

 

【7月4日発】自公連立の“弱体化”、米トランプの“揺さぶり“ 製薬業界はどう向き合うか

 日本の政治はしばらく安定しない。長きに渡る自民・公明連立政権が揺らいでいるほか、米の第二次トランプ政権が「自国優先主義」を強め、同盟国、日本にも容赦なく新たな要求を突き付けている。「安定しない」、すなわち「不安定な状況」は、必ずしもネガティブなことではない。物事を変えたり、生み出すには好機だ。医薬品の研究開発、薬価政策もしかり。成長を志向するなら現状維持は許されない。揺らぐ情勢にいかに向き合うかーー。製薬業界も構想力、交流力、交渉力、説得力が問われる。今、米国との関税交渉絡みで自動車業界が見えるところ、見えないところ含め、かつてないほど高度で精密なロビイングを展開している。製薬業界も動く時だ。

 次の参院選(7月20日投票、改選議席124)における自民、公明の獲得議席目標は「最低50」と

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【7月1日発】CSOに変化の“予兆”、「総合ヘルスケア業務受託」に踏み込むか

 製薬企業の情報提供、販売促進などの業務を受託するCSO(Contract Sales Organization=医薬品販売業務受託機関)のビジネスに変化の波が出てきた。日本CSO協会(以下、CSO協会)が公表した最新の実態調査結果(24年10月時点の実態)によると、会員各社(CSO)が契約、派遣などの形態で製薬企業などに送り込んだ人員総数は前期調査(23年10月時点の実態)との比較でわずかながら減少した。【写真=CSO協会の昌原清植会長(前列中央)、八所孝志副会長(前列右端)ほか加盟企業代表】。この先、横ばいで推移するのか、盛り返す(再び増加する)のか、減少し続けるのかー。まだわからない。ただ、CSOを活用する事業者の構成割合や、ニーズに変化が出始めており、

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【6月26日発】中医協部会で26年度改定論議開始、武田株主総会でウエバー氏の退任を了承、維新の党が社会保険料引き下げでセミナー開催

   昨日6月25日は中央社会保険医療協議会・薬価専門部会、武田薬品工業の株主総会、日本維新の会の社会保険料引き下げに関するメディアセミナーがあった。いつものように事実を歪めない範囲で独断と私見を交えてレポートする。

 

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【6月20日発】 製薬業界は「取りに行く年」  “まろやかな”骨太方針を活かせ!

 

◆「がんばらないと取り負ける」と日本製薬団体連合会の宮島俊彦理事長

 政府がまとめた骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)2025は例年と比べ極めて“地雷”が少ない。副題は~「今日より明日はよくなる」と実感できる社会へ~。中学、高校の文化祭テーマのようで、昭和生まれの私は何となくこそばゆさを覚える。7月20日の参院選、その前哨戦となる東京都議選(6月22日)を前に、与党の支持率はいまひとつ伸びない。その影響もあってのことだろうか。医薬品関連の施策を見ても業界に風圧を及ぼす

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【6月18日発】中医協薬価専門部会の開催は中止

本日、開催する予定となっていた中医協薬価専門部会は中止となりました。17日夕方まで予定表に載っていましたが、取りやめになりました。当局は「諸般の事情により」としています。

 

【6月17日発】 26年度の薬価改革論議がスタート 「山は動く」か 保険薬価研が前傾姿勢  “新薬”“特許外品”“薬価差”で新提案

 

◆日薬連・保険薬価研の藤原尚也委員長(中外製薬執行役員・渉外調査担当)

 26年4月の薬価制度改革に向けた論議が始まる。

 明日18日、4月以降初の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会の開催が予定されている。例年通りなら改定の「主な課題」と「議論の進め方」を決める“キックオフミーティング”となる。今回は、検討課題に、これまでとは違った

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【6月12日発】アッヴィ 日本のスタートアップ支援  「インパクト与えたい」と新社長

 アッヴイ合同会社は日本のスタートアップ企業や研究グループなどを対象に同社の研究施設を貸与したり、賞金を授与する「アッヴィ・ジャパン・イノベーション・アワード」(以下、アワード)を開始する。ディアゴ・カンボス ロドリゲス社長【写真右】が11日の定例記者会見「ビジネスアップデート2025」に初登壇(昨年11月就任)、「外資系日本法人として、日本のイノベーションを牽引、貢献していく必要が

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【6月5日発】自民党「コメ」と「医療」で“老獪さ”ジワリ、参院選前

 次の参院選に向け、与野各党が本格的に準備を進めている。自民党は石破茂政権発足直後から、というかその前の岸田文雄政権から支持率が落ち込んだまま。いかに野党に流れる票を抑えダメージを最小限にするかー。いわば防戦だ。しかし、ここに来て野党の中で高く評価されていた国民民主党の支持率が急落。自民からすれば

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