【9月10日発】武田薬品 日本メディア向け“製造DX”「お披露目会」を開催!

 

◆武田薬品GMSの石丸宏ヘッド【手前】と深川俊介氏※GMS=グローバルマニュファクチャリング&サプライ

 武田薬品工業が先週5日、製造部門のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する記者発表会を開いた。なぜ今ーー?いささか唐突感があり、戸惑ったが19年のシャイアー買収以降、自社の個別事業を説明する日本メディア向けイベントはめっきり減っているので、新鮮味があった。武田は23年度から「Factory of the Future」(以下、FF)のキャッチフレーズを掲げ、製造部門のDX化を急ピッチで進めており、日本拠点でもその成果が出始めた。今回の発表会は、その「お披露目会」だった。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【9月4日発】感染症薬は「再評価の迅速化」が課題だ!“遅い”と国民が不利益を被る

 

◆厚労省・全景

 先日、厚労省OBの方とお話する機会があり、「医薬品行政の課題」について御見解を伺ったところ、「承認、審査、保険適用の“迅速化”はいうまでもないが、同時に、臨床現場に出た後の評価見直しを“迅速化”することが大事だ」という趣旨の返答があった。新型コロナウイルスのパンデミックで、世界中、大混乱となり、厚労省は「通常承認」よりも提出データ要件が緩い「特例承認」「緊急承認」という枠組みを使って、異例の速さで新たなワクチンや、治療薬の使用を認めてきた。そうしたワクチン、治療薬も臨床現場でデータを積み上げ、新たな知見が出てくる頃だ。しかし、その知見に基づく、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【8月30日発】石破茂氏の新刊は「赤裸々な自分」を晒していて素直に面白い!自民総裁立候補者は皆、すぐに本を出すべき!

 自民党総裁選が、9月12日告示、27日投票と決まった。今の日本は自民党総裁=内閣総理大臣なので、国の行く末を左右する重要な「節目」になる。立候補者は現時点で9人と目され、過去最高。「乱立」と揶揄されているが、それだけ意欲ある人が多く、かつ党内論議に幅があるとも言える。悪いことではない。自民の議員か、党員でなければ投票権がないが、全国民は注視すべきだろう。しかし、投票まで、もうひと月切っている。自民総裁、すなわち次期総理候補一人一人の実績、思想信条を把握するには残された時間はあまりに少ない。どうすればいいか?考えたあげく、かつて高名なジャーナリスト、田原総一郎氏が「総理になるなら本を書け!」と言っていたのを思い出し、大型書店に走った(ネットでもいいが、私は書店がスキンなので。。。)。結果、立候補者として名が挙がっている方々のうち、ここ数カ月間で出た新刊本が見つかったのは、石破茂元幹事長高市早苗経済安全保障担当相の2人だけだった。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【8月27日発】主体性ないMRは消滅する!26年度の認定制度改革で

 

◆東京品川で開かれたMR認定センターの説明会(8月23日)

 26年にMR認定制度が変わる。将来、MRになりたいと考えている人、いま現役で将来もMRを続けたいと考えている人、いずれも今以上に主体性を発揮しないと認定を取得できないし、更新されない。MR認定の前提条件である「基礎教育」の合格証取得が、企業ではなく個人の意思に委ねられることになるからだ。企業に「おんぶにだっこ」の時代は終わったのだ。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【8月23日発】後発品構造改革、武見厚労相の期待と各社アプローチの“違い” 「成長期」から「成熟期」で企業数の減少は確実

 

◆武見敬三厚労相

 産業構造改革に向けた後発医薬品業界の動きが活発化してきた。秋以降、さらに踏み込んだ議論、動きが各所に出てくるだろう。ただ、武見敬三厚労相の期待と、団体レベル、個社レベルの取り組みは微妙に異なって見える。ここでその違いを、整理しておきたい。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【8月19日発】 カテゴリー別の“新薬価制度”、機運高まるー!! 中間年改定の行方を探る(下)

 

◆厚労省の全景

 今回は、前回(8月14日発)の続き。2025年度の薬価改定(いわゆる中間年改定)はどうなるかーー?。議論の主戦場、中央社会保険医療協議会・薬価専門部会の7月17日と、8月7日の会合を基に、今後の展開を予測する。中間年改定は実質的に薬価の引き下げなので、製薬業界にとって忌むべきことだが、ダメージをできるだけ小さく抑えて、以後の論議を有利に進める「きっかけ」を掴むことはできる。

 

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【8月14日発】 25年度の薬価改定で「引き下げ条件」はどうなるかー。中間年改定の行方を探る(上)※同日午後3時35分に「引き下げ率」を「引き下げ条件」に修正致しました。

 

◆財務省全景

 2025年度の薬価改定(いわゆる中間年改定)はどうなるかーー。年末にかけて議論がヒートアップしていく。その前に改めて論点を整理しておきたい。まずは改定はあるのかないのか、かりにあるとしたら引き下げ条件はどうなるか。そのテーマに切り込む。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【8月9日発】 住友ファーマ 再生医療品で「条件・期限付き承認」狙う  V字回復目指す姿勢で株価わずかに上向く

 

◆住友ファーマの木村徹代表取締役社長

 住友ファーマの株価が、新体制を発表した今年5月以降、上昇傾向(8月9月時点)にある。厳しい経営状況中で社長交代を決め、記者会見を複数回開催、メディアの露出度も高い。7月末に発表した第一四半期決算は基幹3製品(前立腺がん薬オルゴビクス、子宮筋腫・内膜症薬マイフェンブリー、過活動膀胱薬ジェムデサ)の米国売上が伸長し、前年同期との比較で赤字額が改善した。株式市場も反応しているようだ。住友ファーマ(株)【4506】:株価・株式情報 – Yahoo!ファイナンス

 

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【8月5日発】大塚製薬 米ジュナナ社買収、独創的な低分子創薬に挑む!

 

◆大塚ホールディングスの樋口達夫代表取締役社長兼CEO

 大塚製薬が米国のジュナナ・セラビューティクス(Jnana Therapeutics Inc.)を8億ドルで買収する。買収完了後、開発品の進捗に合わせ最大3億2500万ドルを支払う契約で、総額11億2500万ドルを投ずる。親会社の大塚ホールディングスが2日に発表した。13年に買収した英アステック社の「フラグメント創薬(FBDD)」技術とのシナジー効果で、これまで低分子では困難とされる希少疾患、自己免疫疾患領域で独創的な創薬に挑む。※この原稿は、業界OB「ShinOM」さんにご協力いただきました!

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【8月1日発】日本イーライリリーの早期AD薬「ケサンラ」で報道姿勢も問われる!

 

◆日本イーライリリーのシモーネJ・トムセン代表取締役社長

 日本イーライリリーの早期アルツハイマー型認知症(AD)薬ケサンラ(一般名=ドナネマブ)を日本で承認するかどうかー。厚労省の薬事審議会・医薬品第一部会が今日1日の会議(午後16~18時までの予定)で審議する。かりに承認されればエーザイのレケンビ(レカネマブ)に次ぐ2番目の早期AD薬となる。今後、メディアの報道も急増するだろう。しかし、臨床上、どちらがいいかは、まだわからない。脳内に蓄積したアミロイドβ(ADの原因とされるペプチド)に直接関与するという点では同じだが、臨床試験のデザインも、標的も異なる。画期的な新薬は、製薬企業が投じてきた巨額な費用と、研究開発努力の結晶だ。人々の健康と幸福を守る「社会的な資産」とも言える。メディアの扱い次第では、それに水をかける。各社の報道姿勢も問われるだろう。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 
 
 
© 2024 薬新プラザ|医薬品業界の「本質」を発信するサイト