【7月17日発】 異彩を放つ大原薬品 新ステージに突入 JICファンド初の中堅企業投資 成長加速化にアクセル

 

◆大原薬品の大原誠司代表取締役CEO

 日本の中堅製薬企業、大原薬品工業が異彩を放ちながら新たなステージを迎えている。他社にない独特の経営戦略と成長可能性が評価され、最近、産業革新投資機構(JIC)の傘下ファンドが始めた中堅企業向け投資の初案件として100億円の出資を受けるに至った。これを機に戦略立案、選択、判断、実行に至るまでのスピードを上げ、成長を加速化する。

 大原薬品の事業支柱は「オーファン(小児がんを中心とする希少疾患医薬品)」「ジェネリック(後発医薬品=GE)」「グローバル(国際展開)」の3つー。大原誠司代表取締役CEOは「オーファン事業の新薬開発が佳境に入った。GE事業もペイシェント・ファースト(品質、負担面での患者ニーズ対応)を徹底し、順調。グローバルでの投資案件も育ってきた」と説明。企業体として新ステージに入り、さらなる挑戦に臨む意欲を示した。売上高1000億円達成を目標に掲げており、株式上場、M&Aも視野に入れている。今後の事業展開で最も注目されるのは「グローバル(国際展開)」。欧米ではなく

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