厚労省の中央社会保険医療協議会薬価専門部会が今日11時30分から50分の予定で開かれる。【動画配信】⇒https://www.youtube.com/live/eEkGWJCG6fsまた、MeijiSeikaファルマが午後、レプリコンmRNAワクチン「コスタイベ」の非科学的情報発信への対応について記者会見を開く。

◆MeijiSeikaファルマの小林大吉郎代表取締役社長
厚労省の中央社会保険医療協議会薬価専門部会が今日11時30分から50分の予定で開かれる。【動画配信】⇒https://www.youtube.com/live/eEkGWJCG6fsまた、MeijiSeikaファルマが午後、レプリコンmRNAワクチン「コスタイベ」の非科学的情報発信への対応について記者会見を開く。
◆MeijiSeikaファルマの小林大吉郎代表取締役社長
2025年4月の中間年薬価改定(引き下げ)の骨格が決まった。対象品目の割合は全体の53%で、前回(23年4月)、前々回(24年4月)の69%と比べると16ポイント縮小。財政影響額も小さくなる見通しだ。【全体資料はコチラをクリック】対象品の選定条件は「国民負担軽減」「イノベーション推進」「安定供給確保」の3点に沿って、これまで以上にメリハリをきかせている。“倫理的整合性”は
◆厚労省 全景
25年4月の薬価改定をどうするかー。11日、中央社会保険医療協議会薬価専門部会で製薬業界の意見陳述があった。診療報酬改定のない谷間年の、いわゆる中間年改定。21、23年に実施され、今回は3回目になる。意見陳述で、製薬業界は一部の医薬品供給が滞っている現状から「実施する状況ではない」と主張。これを受け医療保険の支払い側は「薬価差が生じている以上、国民負担軽減に向け実施すべき」と打ち返すー。立場の違いを反映した絵にかいたような構図だった。しかし、これは前回、前々回改定前の議論も同じだ。客観情勢を踏まえれば
2025年4月の薬価改定をどうするのか―。全く見えない。現在、与野党、厚労、財務省が水面下で調整しているが、中央社会保険医療協議会薬価専門部会など公的な場での議論はなく、結論は読み切れない。会員限定ページで筆者の予測を記すが、日本は曲がりなりにも民主主義国家だ。途中経過を誰も知りえない「視界不良」を長く続けたまま、年末ギリギリになって政府が否応なく決定を下すというのは政策プロセスとして問題がある。
米国研究製薬工業協会(PhRMA)のダニエル・オディ会長(ギリアド・サイエンシズ会長兼CEO)【写真右上】は11月27日の来日記者会見で「日本の薬価改定は、いつやるのか全くわからない。“予見可能性”が欠如している」と強い口調で語った。在日執行委員会のシモーヌ・トムセン委員長(日本イーライリリー代表取締役)【写真右下】も、喫緊の検討課題である25年4月改定について「11月の末になっても政府がどういう決定を下すのかわからないというのはおかしい。この10年間、毎年、こういう状況になる」と訴えた。
日本の予算は“単年度主義”で原則、翌年以降に繰り越しできない。また、日本は国民皆保険制度で