【7月22日発】製薬業界は参政党とどう向き合うか?政界は「仁義なき混戦」、与野党入り乱れて新ステージ探る
Posted on 7月 22nd, 2025 by IDAKA
第27回参院選(7月20日投開票)で自民・公明両党に大逆風が吹いた。今後、政界の勢力図も大きく変わっていくだろう。
比例全国区で、日本医師連盟、日本看護連盟、日本薬剤師連盟が推薦した自民党候補(それぞれ釜萢敏、石田昌宏、本田顕子《敬称略》)は当選。一方、日本歯科医師連盟、日本理学療法士連盟、日本臨床放射線技師連盟、日本臨床検査技師連盟の推薦候補(同 比嘉奈津美、田中昌史、畦元将吾《敬称略》)は落選した。また、選挙区で医師会や、医療産業界ともつながりが深いベテラン候補、武見敬三氏(元厚労相)が落選、政界引退を表明した。
日本製薬産業政治連盟(製薬企業)や日本薬業政治連盟(医薬品卸)は“分散支援”で、推薦候補を一本化していなかったようだが、ヘルスケア産業プラットフォーム(医薬・医療機器・医薬品卸・OTC・化粧品関連労働組合政策推進協同協議会)が推す国民民主の田村まみ氏が比例全国区で当選(7人枠1位)ーー。選挙区で自民の古川俊治氏(医師、埼玉4人枠1位)、小林孝一郎氏(医師、岡山1人枠)、立民の森本真治氏(元参院厚労委理事)、公明の川村雄大氏(医師、東京7人枠4位)が当選した。以上の結果から見て、今参院選を機に、製薬産業界が直ちに何か大きな風圧を受けるということはないだろう。しかし、政局は益々、混迷を深め、各党といかに向き合うかーー。非常に悩ましい状況になった。
自民、公明は少数与党となり、