【3月11日発】東日本大震災から12 年、私たちはあの惨事から何を学び、何を変えるのか?

◆復興ボランティアで訪れた石巻市にて①                                                   【撮影=井高恭彦】

 

今日は3月11日。東日本大震災が発生して12 年経ちます。震災後もヒトの世は続き、良いこと悪いこと、楽しいこと悲しいこと、うれしいこと苦しいことなどなど。。。。。色々ありました。そんなこんなで日々の生活を重ねているうちに、12 年前の東日本大震災は、徐々に徐々に、私たちの「記憶庫」の奥の方へ、奥の方へと押しやられていきます。しかし、あの日あの時、確かに、東日本を大津波が急襲して「絶対に波は超えられない高さ」だったはずの防波堤が決壊、沢山の人が亡くなった。そして「絶対安全だ!」と言われ続け、また信じ続けてきた原子力発電所で爆発事故が起こり、地球上に放射能をまき散らしたのです。

◆復興ボランティアで訪れた石巻市にて②                                         【撮影=井高恭彦】

 

ヒトは時間に抗えないし、個体が持つ脳の記憶容量にもどうやら限りがあるようです。とすれば起きた事象ひとつひとつをすべて自分の記憶庫に抱え込んで生き続けることは土台、不可能なこと。

しかし、書籍や写真や映像があれば、「脳の外付けホルダー」として、過去の記憶を引き出し、呼び覚ますことができる。

東日本大震災は思い出すのもつらい悲惨な出来事ですが、一方で、またこの出来事の検証は、二度とこの惨事を繰り返さないための「智慧」と「教訓」を見出す作業でもある。日々、過ぎ去っていく現実の流れにまかせて、記憶の上塗りを許し、薄めてしまってはいけない過去なのです。単に喜怒哀楽を過剰に膨らませて感傷に浸るのではなく、この悲惨な出来事から何を学んで、何を変えていくのか、そしてこれから何を新たに構築すべきかーーー。

◆震災後、老若男女、党派を超えた原発反対デモが多発した 。【撮影=井高恭彦、高円寺にて】

 

それを考え、見出すことが私たち現実に生きる者の義務であり、使命であるのではないかと。そんなことを今日、私は思いました。

合掌。。。。。

以下のyoutube動画は「freedom2428」さまのチャンネルにアップされていたものです。

東日本大震災 宮城県石巻市 津波の瞬間① – YouTube

東日本大震災 宮城県石巻市 津波の瞬間② – YouTube

 

 

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