【12月4日発】世界初レプリコンワクチンは報われるか?MeijiSeikaファルマの「コスタイベ」 新型コロナ感染が沈静化に向かう中で承認取得

 

◆MeijiSeikaファルマの小林大吉郎代表取締役社長

 MeijiSeikaファルマが、細胞内でmRNAが自己増殖する技術を応用し、少量投与で効果が長持ちする新型コロナウイルス感染症対応、次世代ワクチン「コスタイベ」の承認を世界で初めて取得した。小林大吉郎代表取締役社長は11月28日の記者会見で「“ワクチン敗戦”と揶揄された我が国であるが、レプリコン(自己増殖型mRNA)の実用化では、日本が世界に一歩先んじている」と述べ、コスタイベを起点とした事業発展に意欲を示した。ただ、今回の承認は「起源株」で、現在流行している「XBB1.5株」などに対応する一部変更申請、承認はこれから。供給は24年度下期の予定だ。移ろいやすい新型コロナの感染状況をいかに見極めて準備を進めるかが、収益のカギを握る。

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