【3月12日発】 武田薬品 ナルコレプシーの“根本原因”に挑戦 新薬候補を日米両国で申請、順調なら今夏にも承認

 

◆武田薬品のアンドリュー・プランプ取締役R&Dプレジデント

 随分前のことだが、取材中に相手の方が突如、うつらうつらし出して、しばらくするとがっくりと頭をたれ前のめりに眠り込んでしまった。かなり驚いた。「大丈夫ですか?」と肩を軽く揺さぶったら、何とか意識を取り戻したが、朦朧とした様子だったので、同席していた社員の方にお任せして「今日はこれで失礼しますね」と、その日は手ぶらで切り上げた。後で聞いたら疾患だという。私が、はじめてナルコレプシーを知ったのはその時だ。

 武田薬品が長年、開発を進めてきたナルコレプシー「タイプ1」(NT1)の新薬候補「oveporexton(開発番号TAK‐861)」を米国、日本で申請した。NT1の根本原因とされる神経伝達物質オレキシンの欠乏に対処する薬。既存薬は、脳全体の覚醒を促すもので、オレキシン欠乏には直接関与しない。そういう状況もあり、武田のTAK861は、

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