後発品専業メーカーも試練にさらされる

  この先、後発品専業メーカーも試練にさらされるかもしれません。後発品の使用促進が国の政策目標になって、追い風が吹いているように言われていますが、実際、収益がいいいのは上位数社だと聞きます。

 日薬の山本副会長が「後発品は数が多いので調剤薬局の在庫負担が大変だ」と、繰り返し発言しているのは知ってのとおりです。しかし、13日、都内で開かれた臨床経済学研究会のシンポジウムで、医薬品卸代表の中医協薬価専門部会委員、松谷氏(東邦薬品会長)も「卸だって大変。配送センターが後発品で一杯になってしまう。同じ成分の後発品が20も30もあるのは問題。しかも価格格差が激しい。後発品は1つになってもいいくらいの施策が必要」と強調しました。厚労省保険局医療課の磯部薬剤管理官も「同じ成分の後発品でどうしてこうも価格がばらつくのか」と問題意識を表明しています。医薬経済社・RISFAX3月15日号詳報http://www.risfax.co.jp/

 後発品は今後、品目絞り込みに向けた何らかの施策が打ち出される可能性があります。先発品メーカーや、外資系メーカーの参入も活発化し、後発品専業メーカーも厳しい競争時代を迎えそうです。

で、写真はサンフランシスコ。路面バスの中です。車内の電灯がいい感じだと思いませんか?                         ちなみに、いつもながら、本文と写真は、まったく関係ありません。悪しからず(笑)

 

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