米国製薬業界団体PhRMA・デュアト会長が来日、ジェネリックのさらなる普及策を強調

みなさん、お元気ですか?米国研究製薬工業会(PhRMA)のホアンキ・デュアト会長が先週、来日し、記者会見で特許期間中の医薬品は薬価を下げない「新薬創出加算制度」の維持と、後発医薬品のさらなる使用促進を訴えました。PhRMAは政治力があり、トランプ政権もスタートしましたから、日本の医療保険制度で決められている薬価に対して、強い圧力をかけてくるかもしれない、と考えていましたが、デュアト会長の主張は極めてバランスのとれた論理的整合性の高い内容でした。

後発品は現状でも、数量シェアをかなり伸ばしており、政府が設定した80%以上も、夢ではないです。しかし、デュアト会長の言をそのまま受け取れば「90%以上」「100%」もあり。ってことでしょうか?特許が切れた長期収載品の収益はますます先細りです。それを承知で、踏み込んでいくニュービジネスがあってもいいと私自身は常々思っていますが。。。

ロイター通信の2月の報道によれば、トランプ大統領は、PhRAMの幹部や、大手製薬企業の代表に対して、米国での生産拡大と、価格引き下げを要請したといいます。日本など米以外について「研究開発のただ乗りはさせない」と、米国発の新薬について、それ相応の負担を課す構えも見せています。多国間協議を基本とするTPPは離脱しましたが、別途、日本との2国間直接交渉も求めており、日本の医薬品政策に対する米国圧力は間違いなく強まるでしょう。PhMAが穏便でも、米国政府が直接物を言ってきますからね。

写真、上はデュアト会長。下は皇居お堀端の桜です。今年の桜も見納めです。それではみなさん。素敵な一週間をお過ごしください。

 

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