糖尿病に効く「魔法の薬」はない
Posted on 7月 14th, 2010 by IDAKA
DPP4阻害薬や、GLP1受容体作動薬の登場で、脚光を浴びる2型糖尿病薬市場。こうした新薬による早期治療で、疾患を食い止めることができるのではないかと期待感をもって取材しています。ところがインスリン製剤のトップ企業、ノボノルディスクファーマのシュスター・マーケティング本部長は先日の記者会見で「いまのところ魔法の薬はない」との見解を示しました。つまり、DPP4阻害薬や、GLP1受容体作動薬を使っても疾患は進行し、最終的にはインスリン製剤を使わざるを得なくなるということです。
やはりインスリン製剤は注射だし、1日、何度も打たなければならないし、低血糖など副作用もあるし、できれば使いたくない。しかし、一度、糖尿病になると、使用は回避できない。それが定説なら、いよいよ日ごろの不摂生、運動不足を反省しなければいけません。ところがこれが難しいんだ。己(オノレ)に打ち克つ!!
で、写真は日本文学を英文に翻訳して世界に発信したサイデンステッカー氏の本。http://www.msz.co.jp/book/author/15556.htmlちょっと値段が張って長く購入をためらっていましたが、先日ブックフェアで2割引きでゲット。良質で味わい深い高級料理のようなエッセイ。休みの日に少しずつ読もうと思ってます。