武田薬品「ロゼレム」への疑問

 武田薬品が発売した不眠症治療薬ロゼレム。11年ぶりの自社創製品とのことで、MRもはりきっていることでしょう。抗精神薬でないので、副作用も少なく医師や患者に推奨しやすいのではないでしょうか。しかし、実はこれメラトニン受容体作動薬で、効果が出るまでに4週間もかかるそうです。受容体作動薬どころか、米国ではメラトニンそのものが、健康食品で売っています。いわゆるサプリメントとしてみんな手軽に服用しています。私は米国に行くと体内時計が狂って眠れないことが多々あります。その時、ドラッグストアで薦められるのは決まってメラトニンです。しかも60錠入りで1000円もしなかったと思います。ロゼレムはメラトニンの受容体に作動するとのことですが、れっきとした医療用医薬品です。この違い。なんだかすんなり受け止めることができません。

で、写真は渋谷のHMV。8月22日に閉店します。景気の低迷と、新興電子メディアの波をもろにかぶってしまったようです。しかし、ネット配信もいいけど、わざわざSHOPに足を運んで、CDを探すわくわく感も捨てがたい。そういう意味で、もちっと頑張ってほしかった。

 

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