日医「Dr赤ひげ達」の苦悩
Posted on 8月 4th, 2010 by IDAKA
先の参院選で、日本医師会の推進候補は全員落選、日本薬剤師会の推薦候補は当選しましたが、集票力は、いずれも過去に比べて圧倒的に落ちています。特定の組織や団体が牛耳っていた日本の政治が変わりつつあるということです。国民にとっては、喜ばしいことだし、日医や日薬にとっても団体としての存在意義を見つめ直す良いきっかけになるのではないでしょうか?中でも日医。そもそも構成員である開業医の社会的ステイタスは落ちる一方です。人と人との関係がどんどん希薄化するなかで、かつてのような地域密着型の「赤ひげ」的存在感を発揮するのが難しくなっているからだと思います。このまま明るいビジョンが見いだせなければ組織の力はさらに落ちていくと考えます。「組織首脳陣の政治的力量」以前に「未来ビジョンの不在」が問題だと思います。
で、写真は渋谷・京王井の頭線からマークシティを通って銀座線に向かう途中の構内で撮影。「Bright Time」という壁画の隣にあった時計です。キャンディのような愛くるしさ、それでいて生き物のような鼓動を感じさせるデザインです。オフの日の腕時計にしたいです。その下に作者、天津恵さんの詩が添えられています。詩聖タゴールを彷彿させます。http://www2.ocn.ne.jp/~keiart/