次のインフルエンザ治療トレンドは「ゾフルーザ」と「タミフル」の併用か!?

みなさん、お元気ですか?爽やかな気候が続きます。

さて先週、塩野義製薬が決算を発表、1度の服用で効果を発揮するインフルエンザ治療薬ゾフルーザの18年度(18年4月~19年3月)売上高は263億円になりました。18年春に新薬として登場、冬にインフルエンザの本格的な流行を迎え、急激に売り上げを伸ばしました。承認当初のピーク時売り上げ予測は9年後140億円でしたが、登場してすぐその倍近くまで成長しました。

ゾフルーザは効く人には大いに効いて、すぐに症状が改善するので間違いなく薬としての存在意義が高い。ただ、試験の段階から投与しても効かない耐性ウイルスが一部にあることがわかっていました。承認後に売り上げが急上昇する中で改めてこの耐性ウイルスの存在がクローズアップされ、臨床現場が混乱しております。どのような患者で、どのような頻度で耐性ウイルスが発生し、その耐性ウイルスが発生するとどんな悪影響が生じるのか。まだわからないことが多いからです。

塩野義は次のシーズンが始まる秋くらいまでに、これまで蓄積したデータの分析結果を発表する予定です。

 インフルエンザ治療薬の開発は、どんどん耐性を付けて、その薬の効果を無化してしまうウイルスとの飽くなき闘いでもあります。例えば、ゾフルーザより前から出ている中外製薬(ロシュ)のタミフルも使い続ければ耐性ウイルスが出ます。塩野義製薬の手代木功社長は決算会見で「幸いなことに現段階では、ゾフルーザとタミフルの両方に耐性を持つウイルスは見つかっていない」と説明しました。要は、耐性ウイルスと言えどゾフルーザとタミフル双方を投与すれば、どちらかは効くということです。と考えると、来シーズンのインフルエンザの薬物治療トレンドは、ゾフルーザとタミフルの併用でしょうか?それでうまくいけば将来は両薬剤の配合剤なんていうのも出て来るかもしれませんね。

 写真は塩野義の手代木社長と、週末、偶然で食わした神田祭。祭りを観るのは久しぶり。みなさん気合入っていて神田全体が活気に溢れていました\(~o~)/ それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください!!!

 

 

 

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