武田ウェバーCEO、利益が大幅減でも「好調」をアピール。

みなさん、お元気ですか?うららかな春も一段落、東京の空気も湿気を帯びてきました。もうすぐ梅雨ですね。

さて製薬企業各社の18年度決算発表が概ね終了しました。6兆円を超えるという借金を背負ってシャイアー買収を手掛けた武田薬品は売上高が大幅に伸びましたが、営業、経常、当期利益はマイナスでした。19年度予想も売上高は伸びますが各利益項目はマイナスです。まあ、大きな借金を背負った時点で、この数値は予測できていたことではありますが、クリストフ・ウェバー代表取締役社長兼CEOは記者会見で、この点については、ほとんど何も触れませんでした。それどころかシャイアー買収で開発パイプラインが増えたことなどを改めて強調し、「非常に喜ばしい。業績は順調」と話しました。18年度実績、19年度予測の利益マイナスを、どう考えているのか?いつプラスに転じると考えているのか?決算会見なのに何も語らない。相変わらずの「ウェバー節」でした。与党アナリストは武田を持ち上げ続けていますが、株価は低迷したまま。株式市場ははしっかり見抜いているのかも知れませんね。

写真は武田のウェバー社長です。それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください!!!

 

 

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