ドラッグストア協会幹部が「技術料を下げるっていうんなら、下げてもいい」と発言

  みなさん、お元気ですか?少しばかり空も高くなり、日の光が和らいできました。秋ですね。

   さて先週13日金曜日、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の定例記者会見に行ってきました。取材で何度か事務局にお邪魔したことがあるのですが、定例会見への参加ははじめて。会議室でJACDSの幹部が最近の出来事を報告し、薬局、薬店担当の業界紙記者がポツポツ質問、幹部がそれに応えるという、アットホームな会でした。その中で、JACDSの幹部が20年調剤報酬改定に触れ、個人的な見解として「技術料を下げるっていうんなら、(もっと)下げてもいい」という発言をし、私は「?」となりました。日本薬剤師会や、日本保険薬局協会とは全く違う主張だからです。で、その真意を問うと、ドラッグストアでの調剤は、技術料が下がっても、応需する処方せんが増えさえすれば収益は得られるとの考えのようです。調剤報酬は大きく調剤する体制を評価する「調剤基本料」と調剤技術を評価する「調剤料」の2つに分けられますが、ドラッグストアは「調剤基本料」重視のようです。大ざっぱに言うと、日本薬剤師は地域に根付いた小さな個人薬局、保険薬局協会は調剤専門チェーン、JACDSは雑貨、OTC、調剤なんでも手掛ける大手ドラッグストアチェーンの集まり。ビジネスの形態が違うので、調剤報酬に対する考え方、要求も違うんですね。そもそも一本化しようとしてもできないです。というか、ビジネスが違うので、そもそも一本化する必要もないかも知れません。

  で、写真は週末にギャラリーで購入した小さな絵画。殺風景な私の部屋をほがらかに明るく照らしてくれています\(~o~)/。それではみなさん素敵な一週間をお過ごしください!!!

 

 

 

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