治療用アプリは医療保険での評価が課題

みなさん、お元気ですか?昨夜、外に出たらひんやりしました。つい数日前、気温が30℃まで上がったというのに。。季節の変わり目は面白いですね。グラデュエーションを肌感覚で楽しみましょう!!!

さて医療機器の枠組みで、治療用アプリを承認する体制ができて、その第一号製品が間もなく誕生します。キュア・アップという会社が開発したニコチン依存症の治療用アプリです。タバコが吸いたくなった時に、このアプリを使うと「ガムをかみましょう」「おそうじしましょう」などと反応し、患者に適切な行動変容をもたらすといいます。臨床試験で良好な結果を得ており、医療機器の承認が下りれば禁煙外来で使われるようになるでしょう。

製薬企業各社も患者の健康づくりを支援する各種アプリを開発していますが、もう一段上、医療機器としての承認を目指したらいかがでしょうか?ただ、問題は医療保険での取り扱い。おそらく医師の診療技術で包括算定されることになるので、費用は医師の持ちだしになってしまう。いまのままで治療効果をうたう医療機器にしたら、かえって普及しなくなってしまう可能性もあります。医療保険での適切な評価が今後の課題になりますね。

写真は九段下の靖国神社で。午後の太陽がめちゃ綺麗でした。それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください。

 

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