高齢者対象の臨床試験を組んで結果を出した医薬品は当然、評価すべき!!!

みなさん、お元気ですか?あっという間に11月!!ひぇーって感じです。

中央社会保険医療協議会での薬価制度改革論議も大詰めを迎えております。新薬のイノベーション評価、基礎的医薬品の供給下支えなど、重要なテーマがてんこ盛りですが、今回、個人的に注目しているのが、高齢者を対象とした医薬品臨床試験の評価です。75歳以上の高齢者を対象に試験をして、高い有用性を示したら、その薬を高く評価(=加算の対象にする)しようというものです。

高齢者って、いくつもの薬を併用していることが多いから、純粋にひとつの新薬の効果、安全性を見定めようと試験をしても、しっかりあぶりだすのが難しい。効果や、副作用の原因が、その薬なのか、はたまた併用している他の薬なのか、わかんないことがあるからです。だから、大抵の臨床試験は、65歳以上を除外して、若い人ばかりを集めて進めると聞きます。しかし、実際に承認され、臨床現場に出たら、75歳以上にガンガン使われているわけです。そういうことがあるから、難しいのを承知で、高齢者対象の臨床試験をして、これまで以上の有用性を証明したら、評価するという提案が出てきたのです。是非、具現化して欲しいです。

写真は久々に訪れた老舗のラーメン屋さんで。鶏ガラ、ショウガ出汁がいいんですわあ~(*^。^*)それではみなさん、素敵な1週間をお過ごしください。

 

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