新型コロナの影響で薬価の毎年改定も吹っ飛ぶ

  みなさんお元気ですか?

 さて先週5月27日の中医協薬価専門部会では、21年4月の保険薬価改定(医療保険で支払う医薬品価格の見直し)に反対意見が相次ぎました。

 保険薬価改定は、いま医療機関が購入している薬の価格を調べて、それを基に新しい薬価を付けるんですが、医師会、製薬業界などから「新型コロナで医療現場は混乱しており、価格の交渉さえまともにできていない。調査なんかできっこない」との意見が続出、すなわち「調査できないんだから21年4月の改定は実施すべきではない」とこう主張しているわけです。

 通常、薬価改定は2年に1回。前回は20年4月に実施したので、ホントなら22年4月までやらなくていいんです。しかし、政府は2016年末に「いまは2年に1回だけど、これらからは毎年やろう」と決定。その記念すべき(?)最初の改定が21年4月だったわけです。

 しかし、新型コロナの影響で、ほぼ延期が確実になりました。廃止の可能性もあるといっていいかもしれません。

 そもそも薬価の毎年改定は「薬価を下げる頻度を増やして医療費を減らそう」という発想が底流にあります。要するに財政抑制策なのです。しかし、いま政府は新型コロナの影響で、ダメージを受けた経済復興を目指して「財政抑制」から「財政出動」に180℃舵を切り替えます。医薬品ほかヘルスケア産業にとってどんな影響が出てくるでしょうか?単純に考えると「順風」に見えますが、政治情勢は不安定極まりない。油断は禁物ですね。

 さて写真は虹。先週にわか雨が降った後、きれいにかかっていました。しかもかなり長く。幸先がいい!!!見てない方におすそ分けします(笑)それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。

 ※3月末に就任された中外製薬の奥田修新社長にインタビューさせていただきました!!!まったくブレがない爽やかなお人柄。元気が出ました。医薬経済6月1日号を是非、ご覧ください。

◆中外製薬 奥田修新社長インタビュー「連続的に自社創製新薬を産み出す」

 

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