エスタブリッシュ事業の矛盾

  最近、新薬メーカーが長期収載品と、後発品事業を同時一体的に展開する新たなビジネスモデルが流行ってます。ファイザーが、この形態を「エスタブリッシュ事業」と命名、10月から本格的に事業を開始する第一三共エスファも、これを使っています。信頼感が確立された医薬品という意味だそうです。ただ、いま政府が進めている後発品の使用促進策からすると、ちょっと無理もあります。特許が切れた長期収載品は、後発品に道を譲るのが、基本路線なのに、「エスタブリッシュ」は、長期収載品と後発品の双方に力を入れることになるからです。いわば「アクセル」と「ブレーキ」を同時に踏むようなものです。もちろん、将来は、長期収載品も後発品もない「特許が切れた医薬品」(言い換えればエスタブリッシュ品)をひとくくりにした低薬価施策が実施されるかもしれません。しかし、いまはあくまで、後発品のみ使用促進なんです。この辺りを各社がどう考えているのでしょうか?取材します。  

                                     で、写真は先日、宴会をやった時の箸袋です。        私は「薬新」を文字って、とくに仲の良い友人を、勝手に「ヤクシニスタ」と称してます(笑)先日、都内某老舗旅館にて、「ヤクシニスタ夏の祭典」を開催、北は北海道、南は九州、沖縄まで、さらには太平洋、日本海を隔てた世界各国から、国境を越え、選りすぐりのヤクシニスタ達が続々と参集。大宴会と相成り申し侯!!!

 

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