円高は海外企業買収の好機

  世界最大の医療用医薬品市場、米国で大型品が続々と特許切れを迎えているのは周知のことです。何も「2010年問題」なんて、大それたキャッチをつけて報道陣が騒ぎ立てなくても、製薬企業経営陣はずっと前から覚悟していたことでしょう。打開策は結局、新薬開発でしかないのだってわかっているはずです。ただ、それが、なかなか簡単に行かないだけです。この難局をいかに乗り越えるか。私の大先輩かつメンターである医薬経済社の異伝子さんは、「円高が続くいまこそ、国内製薬企業は優れたパイプラインを持つ海外企業の買収に積極的に打って出るべきだ」という考えをお持ちです。円高だから、外資が日本企業を買収するのは難しいが、逆に日本企業が外資を買収するにはチャンスという考えです。さらに民主党政権が医薬品産業を育てるというなら、「政府系ファンドでも作って、国内企業の海外企業買収を支援してやればいい」と主張します。なるほどなあ~と思います。とはいえ、民主党政権。どうやらそんなところまで頭が回るような状況ではないようです。いつまでこんな内部政争が続くのでしょうか?ちょっと、もういい加減にして欲しいです!!

で、写真は最寄駅近くで撮影。自動車のテールランプの赤、信号機の赤、沈む夕日の赤・・・。大好きな夏もそろそろ終わっちまいそうです。ぐすん。人知れずメロウな気持ち抱く帰路。

 

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