公知申請品のMR活動

 未承認・適応外薬の解消で、厚労省の薬食審が「公知申請が妥当」と判断したものは、その段階で、保険適用を認めることになりました。「公知申請」とは、海外などで既に広く使用され、有効性・安全性が「公知」になっている適用外薬が対象で、文献だけで申請が可能。治験が省略ができます。承認を迅速にするための措置でしたが、今度はさらに患者負担をいち早く軽減するため、承認が下りる前に保険適用も認めたわけです。8月末に、適応外効能を持つ5成分の医薬品について、公知申請が認められ、早速、保険適用が始まりました。若干、混乱したのはメーカーと卸。このことを日々の情報提供活動で、どこまで知らせるべきか。MRからすれば有力な販促情報にもなります。しかし、保険適用は認められても、承認はまだなわけで、積極的に説明すると法に触れてしまう可能性もあります。迷うのも無理はないです。厚労省に質すと「医療機関に聞かれたら答えるのが妥当」との回答が返ってきました。添付文書や資材への記載も「承認が下りてから」ということでした。勇み足は要注意です。

で、写真は医薬経済社があるサカエ日本橋ビルの屋上で撮影。ふと外に出て空を見たら、珍しい雲、発見!!鱗のような、波のような・・・。空に大海原が写ったようでもあります。シャッターを押している間に、どんどん形を変えていきました。 これも夏の終わりのお知らせでしょうか?ぐすんっ。

 

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