「アリナミン製薬」という“戦略的名称” 主力品をプッシュし、武田の匂いを消す

 

 みなさん、お元気ですか?外はすっかり春めいてきました。中々、思うように動けませんが、許される範囲で静かに季節を楽しみたいなあと思っております。

 さて武田薬品のOTC(一般用医薬品)事業部門の子会社、武田コンシューマーヘルスケアが投資ファンド ブラックストーンに買収され、4月1日からアリナミン製薬に名称変更します。武田薬品の名前は完全に消え、主力品アリナミンを前面に押し出したわけです。

 投資ファンドは買収先の経営を伸ばすようしばらく力を注いで企業価値を上げ、数年後、頃合いを見て売却するのが基本です。武田のOCT子会社を買収したブラックストーンもそれを否定しておりません。で、最大の売り物は、やはりアリナミンなわけです。

 実は親会社の武田薬品はブラックストーンに売却する前にも、いくつかの企業OTC子会社の売却を持ち掛けていました。しかし、相手企業が「アリナミンは魅力的だが、国内トップ製薬企業タケダ出身の従業員を引き受けるのは荷が重い」と躊躇し、すべて破断になったと言われます。

 ブラックストーンが武田の名を下ろして、アリナミンを前面に押し出したのは、そんなこともあってのことでしょう。次の売却を見越して、社名に主力品アリナミンを冠して武田というブランドを下ろしたのです。

 写真は近くの立ち飲み屋で。屋内花見も乙なもんです。もちろん9時までですが(笑)。それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください。

 

 

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