見捨てられた抗菌薬市場

   どんな抗菌薬も効かないスーパー耐性菌の出現報告が相次いでいます。健康な人は、ほとんど問題はありませんが、免疫力や体力が落ちている病院の入院患者が感染すれば、命にかかわる危険性もあります。小さな時、テレビの前で、悪者を倒してくれる正義味方ウルトラマンや、仮面ライダーの登場を待ちわびたように、いまは製薬企業に「早く来てなんとしてください。お願いします!!」と祈るような気持ちで一杯です。しかし、どうも願いはすぐにかないそうもありません。抗菌薬は総じて薬価がすり減り、適正使用も進んでいるので、市場が鈍化。各社とも「ビジネスに乗らない」と、研究開発に消極的です。いまパイプラインに並ぶのは、ほとんど既存薬の増量とか、適応追加で、新しいタイプのものはないです。せめて1社だけでも、とことん抗菌薬開発を継続、追求し、こんな時に、新薬を市場に投じて、スーパー耐性菌を「退治」すれば、ウルトラマンや仮面ライダーに匹敵するくらいの「ヒーロー」になって拍手喝采を浴びるでしょうに・・・。製薬企業の研究開発は、常に10年先を見つめた「先行投資」が求められます。しかし、このところ頻発化するスーパー耐性菌の続出は、1社も見極められなかったということでしょうか?

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