新型コロナ対策の「過去を振り返り、教訓を見出す」会議を!新政権、厚労省への期待

 みなさんお元気ですか?

 新型コロナの感染拡大が弱まってほぼ2か月。変異型のオミクロン株がどうなるかまだ予断を許しません。しかし、現在の感染状況をみると1~6波までで、ひとまず区切りは着いたといってよいのではないでしょうか?なんだか9月までの喧騒が嘘のように日常生活が徐々に平常化しています。

 しかし今だからこそ、大事なのは過去を振り返ることだ。そう考えます。20年1月から1年数か月続けてきた新型コロナ対策、各種政策を、現時点に立って、どう評価するか?そこから何を学び、次のパンデミックに備えるかーー。

 この9月までの1年数か月は「非常事態」であり、かつ「異常事態」でした。特定施設、空間をターゲットとするクラスター叩き、小中学校など教育機関の閉鎖、いわゆるアベノマスク供給、未承認薬アビガンの増産供給、断続的な緊急事態宣言とGOTOキャンペーン、テレビ、活字メディアの警告的、狂騒的、煽情的な情報発信などなど。

 過去1年数か月を振り返り、新型コロナの各政策の有効性、副作用を今だからこそ、冷静に検証し、公的な記録に留めておくべきでしょう。厚労省には、それを目的にした検討会、審議会を設定して欲しいです。

 2009年に海外でパンデミックになった新型インフルエンザの時、日本は自国にも、このウイルスが来るのを前提に各種政策を検討して戦略を打ち立てました。ところが、幸い、このウイルスは日本でパンデミックを起こすことはなく、収束していきました。その後、時の経過とともに、ウイルス性感染症に対する恐怖心は薄れ、当時打ち立てた戦略も忘れ去られていきました。

 「09年の戦略が実行に移されていたら、新型コロナもこれほどまで混乱することはなかった」。私は何人もの識者から、そんな声を聴きました。

 喉元過ぎれば熱さを忘れるー。今度こそ、そうなりませんように。。。。

 写真は近所を散策中に撮影。それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください!

 

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