治療用アプリに「1年毎の効果証明」を当局が要請、医薬品は必要ないのか!?

 みなさん、お元気ですか?今週は、ホカホカの陽気でスタート。気温は4月まで行きつ戻りつで、本当の春になります。新型コロナ感染症の「まん延防止措置」。今度こそ、延長なしでお願いしたいもんです。コロナについては、20年春以降、このブログでも散々書いているので、もう書く気も失せましたが、もういいでしょう。さすがに。。。(苦笑)

 さて先週、医療ITベンチャー、キュアアップが開発した「高血圧症の治療アプリ」が承認されることになりました。お医者さんが「処方コード」(薬で言うと処方せんに当たる)を発行、患者さんがそのコードから、自分のスマホにアプリをダウンローします。するとアプリから患者さんに適切なタイミングで治療に有用なメッセージが届きます。メッセージを受けた患者さんは徐々に行動を変えるようになり、血圧が改善される。とまあ、そういう効果が認められました。高血圧と言えば、いまは薬物治療が中心で、年間ものすごい量の高血圧治療薬が使われています。もしこのアプリが普及すれば、高血圧の使用量も変わるかもしれません。

スマホアプリで高血圧治療が激変!!!

 医薬品などヘルスケア業界の視点で言うと、注目すべきは当局が出した今度の承認条件。「承認後も年に1度、しっかり効果があることをデータとともに当局に報告せよ」というのです。

 こんな条件は今回が初めてで、今後、承認されるであろう治療用アプリには、おそらく必須条件となる見通しです。で、医薬品はどうでしょう?今は一度承認されたら、大きな副作用がない限り、そのままずっと医療保険で使われています。再審査、再評価という制度がありますが、それも数年単位の長いスパンで、効果証明というより、安全性の確認及びメーカーの独占販売期間を維持する仕組みとして機能しております。個人的には医薬品にも、治療用アプリのように「1年ごとの効果証明」があってもいい気がします。企業からすれば、コストアップになって気が進まないかも知れませんが。。。。

 ましてや今、効果証明が難しい精神神経系が多く、認知症などの新薬開発が進んでいますから、なおさらそう思います。

 ということで今週はこの辺で。

 写真はキュアアップの佐竹昇太社長です。それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください!!!

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