日本の薬価、流通は「問題」だらけ!政治情勢を理由に改革論議を止めるな!!!

 みなさんお元気ですか?台風で関東地区も大雨が降りました。台風って「来るぞ!来るぞ!」「注意せよ!注意せよ!」ってメディアに脅されて結局、小雨で終了なんてことも多いんですが、今回は本当に来ました。

結構好きなんですよね。台風って(被害地域の方には不謹慎発言になりますが、お許しを)。。。。なんか部屋から出ないで、だらだらしていても「台風だからね」とか。本来、すぐにやるべきことも「台風だからね」と先延ばしを自己正当化する理由にしたりしている(実は、全然、理由にならんですが(笑))

 さて国葬問題などなどで昨秋発足したばかりの岸田政権の支持率が急速に低下しております。7月に参院選が終わり、何もなければあと3年間、国政選挙はない。色んな政策を実現しやすい「黄金の3年間」などと言われていましたが、かなり不安定な情勢になってきました。

「黄金の3年間」の到来で、筆者は、製薬企業が基盤とする公的保険の薬価制度、独特の医薬品流通について「今こそ、本気で改革に向けて大鉈を振るう時だ」と考えてきたのですが。。。。。

政権が不安定で、この先どうなるかわかりません。3年を待たずに解散総選挙となる可能性もゼロではありません。

厚労省も、業界も、情勢の見極めに慎重になっているようです。ただ、よく考えると、政権が不安定だろうが、盤石だろうが、意見、主張は公にし、できる限りのことをしておく方がいいと筆者は考えます。2010年4月に導入された新薬創出加算の時を思い出してみてください。2007年から業界内で地道に色んな議論を積み重ね、各種修正を施して実現しました。その3年の間に、政権は自民党から、民主党に変わっています。激動の政権闘争を横目に見ながら、それはそれとして製薬業界は内部で徹底的に議論し、新たな仕組みの導入を主張し、世に問うたんです。そして結果的にそれが実ったんです。素晴らしい成功体験ではないですか!!!

衆院解散があるかもしれません。またその後、どんな政権運営になるかもわかりません。しかし、それはそれとして、薬価、流通問題の根底を問い直し、新たな仕組みを構築して欲しい。筆者は強く願います。少なくとも、いまの制度は時代にそぐわず、多くの論理矛盾を孕んでいるのは明らかなのですから。。。。。(このあたりの見解は、近く論説でまとめます)

写真は先日訪れた青梅市の吉川英治記念館で。。。。秋ですね!スポーツ、食欲満点の秋です!それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください!

 

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