医師にも責任がある副作用

 ノボノルディスクのGLP1受容体作動薬ビクトーザで、死亡例が2件出ました。しかし、いずれもインスリン治療を受けていた患者で、インスリンを止めてビクトーザに切り替えた事例。あり得ないことです。ビクトーザや、DPP4阻害薬などインクレチン関連薬の登場で、糖尿病治療の流れは、はじめに食事・運動療法、それがだめなら既存の経口剤、それでもだめならインクレチン関連薬(既存経口剤を使わず初めからインクレチンというケースも今後は増えるでしょうが・・)。最終手段がインスリンという大まかな図式ができています。もし最終手段であるインスリンから、インクレチン関連薬に“逆流”させるなら、相当慎重な事前検討と、厳重な経過観察が必要なはずです。副作用の死亡例というと、必ず薬が叩かれますが、これはどうでしょうか?インクレチン関連薬が、インスリンの代替薬でないことくらい少し勉強すればわかるはずです。もし、医師がそれを知らないで、切り替えたとしたら、とんでもないことです。MRの伝え方以前の話でしょう。死亡例2件の医療機関、医師、背景が知りたい。場合によっては医師の責任が問われてしかるべきです。

で、写真は代々木公園にいたゾウさん。風船を持った女の子がはしゃいでくぐっています!!平和な日本の午後のひと時。

医療機器・技術の専門電子媒体「MEジャーナル」!!                                       無料購読キャンペーンをやってます!どうぞ、よろしくお願いいたします!                                                                   媒体URLはコチラhttp://www.yakushin-iryou.com

 

コメント

現在のコメント

コメントを書く

 
  (公開されません)
 
 
 
 

 
© 2025 薬新プラザ|医薬品業界の「本質」を発信するサイト