Posted on 9月 20th, 2024 by IDAKA

◆UCBのジャン-クリストフ テリエCEO 来日記者会見で
ユーシービージャパンが効率的、安定的な情報提供活動を展開している。MR約300人とデジタル、リモートを組み合わせた、いわゆるオムニチャネル戦略で、ここ数年、大きな人員増減無しで最適な体制を維持している。ベルギーに本社を置くUCBグループのジャン‐クリストフ・テリエCEOの来日に合わせて18日に記者会見を開催。テリエCEO、エマニュエル・ケイマックスCOOらが、日本市場を欧米と同等に重要視し、新製品上市、販売に積極的に取り組む姿勢を見せた。日本での単独販売の状況は、その中のトピックのひとつとして取り上げた。
Posted on 9月 13th, 2024 by IDAKA
自民党総裁選で各候補者の行動や発言が連日、報道されている。限られた時間の中で、わかりやすさと印象の良さが問われるので当然、全国民に向けた発信は、基本姿勢のみに止まる。しかし各産業界は、各候補の細目(具体的な施策公約)にも目を配っている。その細目レベルの話だが、加藤勝信氏が社会保障改革の1つとして「物価に連動した薬価の見直し」を打ち出して、業界内で話題になっている。国民からすれば「当たり前のことじゃないの?」程度の話だろうが、製薬業界人にとっては
Posted on 9月 10th, 2024 by IDAKA

◆武田薬品GMSの石丸宏ヘッド【手前】と深川俊介氏※GMS=グローバルマニュファクチャリング&サプライ
武田薬品工業が先週5日、製造部門のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する記者発表会を開いた。なぜ今ーー?いささか唐突感があり、戸惑ったが19年のシャイアー買収以降、自社の個別事業を説明する日本メディア向けイベントはめっきり減っているので、新鮮味があった。武田は23年度から「Factory of the Future」(以下、FF)のキャッチフレーズを掲げ、製造部門のDX化を急ピッチで進めており、日本拠点でもその成果が出始めた。今回の発表会は、その「お披露目会」だった。
Posted on 9月 4th, 2024 by IDAKA

◆厚労省・全景
先日、厚労省OBの方とお話する機会があり、「医薬品行政の課題」について御見解を伺ったところ、「承認、審査、保険適用の“迅速化”はいうまでもないが、同時に、臨床現場に出た後の評価見直しを“迅速化”することが大事だ」という趣旨の返答があった。新型コロナウイルスのパンデミックで、世界中、大混乱となり、厚労省は「通常承認」よりも提出データ要件が緩い「特例承認」「緊急承認」という枠組みを使って、異例の速さで新たなワクチンや、治療薬の使用を認めてきた。そうしたワクチン、治療薬も臨床現場でデータを積み上げ、新たな知見が出てくる頃だ。しかし、その知見に基づく、
Posted on 8月 30th, 2024 by IDAKA
自民党総裁選が、9月12日告示、27日投票と決まった。今の日本は自民党総裁=内閣総理大臣なので、国の行く末を左右する重要な「節目」になる。立候補者は現時点で9人と目され、過去最高。「乱立」と揶揄されているが、それだけ意欲ある人が多く、かつ党内論議に幅があるとも言える。悪いことではない。自民の議員か、党員でなければ投票権がないが、全国民は注視すべきだろう。しかし、投票まで、もうひと月切っている。自民総裁、すなわち次期総理候補一人一人の実績、思想信条を把握するには残された時間はあまりに少ない。どうすればいいか?考えたあげく、かつて高名なジャーナリスト、田原総一郎氏が「総理になるなら本を書け!」と言っていたのを思い出し、大型書店に走った(ネットでもいいが、私は書店がスキンなので。。。)。結果、立候補者として名が挙がっている方々のうち、ここ数カ月間で出た新刊本が見つかったのは、石破茂元幹事長と高市早苗経済安全保障担当相の2人だけだった。
Posted on 8月 27th, 2024 by IDAKA

◆東京品川で開かれたMR認定センターの説明会(8月23日)
26年にMR認定制度が変わる。将来、MRになりたいと考えている人、いま現役で将来もMRを続けたいと考えている人、いずれも今以上に主体性を発揮しないと認定を取得できないし、更新されない。MR認定の前提条件である「基礎教育」の合格証取得が、企業ではなく個人の意思に委ねられることになるからだ。企業に「おんぶにだっこ」の時代は終わったのだ。
Posted on 8月 23rd, 2024 by IDAKA

◆武見敬三厚労相
産業構造改革に向けた後発医薬品業界の動きが活発化してきた。秋以降、さらに踏み込んだ議論、動きが各所に出てくるだろう。ただ、武見敬三厚労相の期待と、団体レベル、個社レベルの取り組みは微妙に異なって見える。ここでその違いを、整理しておきたい。
Posted on 8月 19th, 2024 by IDAKA

◆厚労省の全景
今回は、前回(8月14日発)の続き。2025年度の薬価改定(いわゆる中間年改定)はどうなるかーー?。議論の主戦場、中央社会保険医療協議会・薬価専門部会の7月17日と、8月7日の会合を基に、今後の展開を予測する。中間年改定は実質的に薬価の引き下げなので、製薬業界にとって忌むべきことだが、ダメージをできるだけ小さく抑えて、以後の論議を有利に進める「きっかけ」を掴むことはできる。
Posted on 8月 14th, 2024 by IDAKA

◆財務省全景
2025年度の薬価改定(いわゆる中間年改定)はどうなるかーー。年末にかけて議論がヒートアップしていく。その前に改めて論点を整理しておきたい。まずは改定はあるのかないのか、かりにあるとしたら引き下げ条件はどうなるか。そのテーマに切り込む。
Posted on 8月 9th, 2024 by IDAKA

◆住友ファーマの木村徹代表取締役社長
住友ファーマの株価が、新体制を発表した今年5月以降、上昇傾向(8月9月時点)にある。厳しい経営状況中で社長交代を決め、記者会見を複数回開催、メディアの露出度も高い。7月末に発表した第一四半期決算は基幹3製品(前立腺がん薬オルゴビクス、子宮筋腫・内膜症薬マイフェンブリー、過活動膀胱薬ジェムデサ)の米国売上が伸長し、前年同期との比較で赤字額が改善した。株式市場も反応しているようだ。住友ファーマ(株)【4506】:株価・株式情報 – Yahoo!ファイナンス