武田薬品、アステラス、第一三共etc、みんな違う方向で「進化」し続けている!!!

 

みなさん、お元気ですか?今日は暑さが和らいだ感がある。恵みの雨です。

さて、国内製薬企業の18年度第1四半期決算の発表も一段落しました。各社奮闘しておりますが、ビジネスの方向性は大分違って来ました。例えば武田薬品はシャイアーを買収して、世界トップ10の企業となり、大規模な研究開発投資で、新薬をどんどん出したいと考えています。アステラス製薬は、新薬の研究開発に力を入れながら「これからは病気の治療だけでなく、予防、診断、健康維持全般に貢献したい」とし、医薬品以外の事業にも乗り出す構えです。第一三共は新薬だけでなく、後発医薬品、一般用医薬品事業も手掛け、鈍化する日本市場で、他社よりも大きな収益を出しています。20、30年前の日本の製薬企業は、どこも抗生物質、生活習慣病、一般用医薬品を持ち、ほとんどの売り上げは日本市場でした。それが今や、海外市場が主戦場となり、戦略や、主力品に、各社の違い、特徴がくっきり現れてきました。

とかく新薬が出てない!!MRが多すぎる!!と叩かれがちの製薬企業ですが、みんな変わろうとして、実際、変わってきた。この状況は、素直に「進化」と受け止めたいです!!!

写真は先日、都内で見つけた喫茶店で。いかにも「ザ・喫茶店」という風情で、昭和にタイムスリップした感じでした。それではみなさん!!素敵な一週間、そして、素敵なお盆休みをお過ごしください!!

 ※8月13日(月)の更新はお休みさせていただきます。

 

 

戦争は真っ平御免だ

みなさん、お元気ですか?

本日8月6日は広島に原爆が落とされた日です。

9日は長崎に原爆が落とされた日です。

来週15日は第二次世界大戦が終わった日です。

1年に1度、この時期は、敢えて深く考えるようにしております。

戦争ってなんだ。

原爆ってなんだ。

人間ってなんだ。

経済ってなんだ。

国ってなんだ。

 

明日、ブログを再更新します。とりあえず、本日はこれで。。

 

 

後発品企業団体が最近、口にしなくなった「低価格」。「高品質」「安定供給」に加え、やはり「低価格」を追求して欲しい!!

みなさん、お元気ですか?台風の影響で、暑さはひと段落したようです。が、まだまだ油断はなりませんね。西日本では大変な被害も。。ご無事をお祈りいたします。

さて富士フィルムが後発医薬品事業から撤退しました。理由は、採算が取れないから。後発品=ジェネリック医薬品は、新薬の特許が切れた後に、同一作用機序、同一効能で、市場に出る医薬品です。新薬ほど、研究開発費用をかけなくて済むので、安い価格で販売されます。10年位前まで、後発品の企業団体は「高品質」「低価格」「安定供給」の3本柱で、社会にその存在をアピールしていました。その後、政府の使用促進策で、後発品が一気に普及し、いまでは約80%が、特許が切れた新薬(先発品)から後発品に置き換わりました。

そして後発品ビジネスは第二ステージに投入しました。先発品との戦いは、もう終わり。後発品企業同士の仁義なき戦いが始まったのです。「高品質」「安定供給」は当たり前のこと。どこまで「低価格」を追求できるかが勝負になったのです。今回の富士フィルムの撤退は、その延長線上の決断です。「低価格」の競争を続けるうちに「うちは、もうやめます」とギブアップする企業は、今後も出て来るでしょう。

ところで、後発品企業の団体。「高品質」「安定供給」はこれまで通り、アピールしていますが、最近になって「低価格」を言わなくなりました。これ以上、「「低価格」を追求するとつぶれるところが出る」との判断のようです。しかし、それはある種、村の論理です。「低価格」を追求しなくなったら、後発品の社会的な存在意義はなくなってしまいます。国民、患者にとっては「高品質」「安定供給」は当たり前、それプラス、やはり安くなければ!!!!

写真は日本ジェネリック製薬協会の澤井光郎会長(沢井製薬社長)。後発品企業各社のみなさん!いい薬を、徹底的に安く、我々国民に提供してください!!!応援しています!!それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。

 

グローバル化する製薬産業は、ドメスティックな社会保障に、どう向き合うか?品格が問われる時。

 みなさん、お元気ですか?暑い日が続きます。というか地面から火であぶられているような(笑)東京都内でも観測史上初の40℃超を記録!!!テレビやラジオで「迷わず冷房を使って!!」と注意を呼び掛けています。で、さらに外気の温度が上がり、地球の温暖化が進行、そして、またガンガン冷房!!!と、こんな悪循環です。一部の海洋学者は、もう温暖化は止まらない、とあきらめて、高温でも生きていけるサンゴ礁の体質改善を研究中とか。。。我々人類も、変わらなきゃ???なんでしょうか(^_^;)

 さて日本の製薬企業。18年3月期決算では海外売上高の伸長が、ますます顕著になりました。全売上高に占める海外比率は武田薬品とアステラスが約7割、小野薬品が約9割、大塚HD、エーザイが約5割、塩野義が4割という具合です。もう日本市場依存の産業とはいえないです。

 一方で、日本の社会保障費は超高齢社会を迎え、ますます厳しくなる。2020年と、21年は、75歳以上の後期高齢者人口の伸びが一時的に鈍化するという理由で、人気回復を狙う安倍政権は抑制の手を緩めるようですが、そんな子供だましのご機嫌取りが、いつまでも続くわけがない。何しろ、日本の財政赤字は約1000兆円ですから。赤字国債を発行し、日本国内で消化できていると言っても「国債そのものの価値が暴落すれば終わり」という経済学者はひとりふたりではないです。社会保障費は、どうしても絞り込まざるを得ない。

製薬産業は、この状況をいかに受け止め、対応するか?ややこしいのは、製薬産業は海外売り上げを増やし、多国籍化する傾向にある一方、社会保障はどこまで行っても日本国内の独自の制度であり、文化であるという点です。要するにそれぞれ正反対のベクトルに進んでいる。いろんな国でビジネスを展開する製薬産業が「我々のイノベーションをもっと高く評価しろ」と主張しても、日本国1国の社会保障で、すべて評価するのは、到底不可能な状況なのです。こっから先どういう態度をとるか?製薬産業の品格が問われるでしょう。

 で写真は、数年ぶりに引っ張り出した浴衣!この夏は、できるだけこれを着て過ごそうと思っております。すっごく涼しいです。でも昨日、居酒屋さんに言ったら、知らない方に「御職業は不動産屋さんですか?」と尋ねられました(笑)見えます?どのポイントでしょうか?自分ではわからない(^_^;)

それではみなさん。素敵な一週間をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

日本ケミファが毎年恒例の記者懇談会を開催!!!

 

みなさん、お元気ですか?東京は暑い日が続きます。西日本で大雨がありましたが、大丈夫ですか?御無事を祈ります。

    さて先週7月4日(水)、日本ケミファの記者懇談会が開かれました。同社は売上高300億円台で国内製薬企業のランキングも30番台と決して大きな企業ではないのですが、毎年、懇談会を開いてくれます。売上高1兆円を超えるアステラス製薬、3000億円超では、エーザイ、中外製薬、田辺三菱、大日本住友製薬、協和発酵キリン、1000億円超では大正製薬、小野薬品、MeijiSeikaファルマ、900億円台で持田製薬などが開いていますが、世の中の変化、グローバル化の進展に歩調を合わせるように、武田薬品、第一三共は、開催をやめてしまいました。

色々とご意見はあるかも知れませんが、私にとって懇談会は、主催企業の社長はじめ役員、幹部と直接お会いできる貴重な場です。開催はありがたく、感謝するばかりです。企業側にとっても、デメリットばかりでないと考えています。IT化が急速に進む中にあっても(というかIT化時代だからこそなお!!)やはり直接、お会いしてお話したことがあるか、ないか。人の印象、理解度というものは、軽視できないと考えるからです。

   日本ケミファは後発品ビジネスを収益基盤にしながら、高尿酸血症領域の先発品、創薬探索の3本を柱で事業を進めている1950年創業の会社です。事業環境は決して楽ではありませんが、懇談会を開いて我々、記者連と、真正面から向き合おうとする姿勢を前向きに評価したいです。新規作用機序の候補2件が数年以内に導出できそうな気配。同社の動きに注目します。

写真は先日食したヘルシーランチプレート。なかなかの御味でした(*^_^*)。それでは皆様、お身体に気を付けて。素敵な一週間をお過ごしください。

 

武田グローバル本社が始動!!!世界ランキングをどこまで上げられるか?

 

みなさんお元気ですか?先週末に、梅雨明け宣言があったようですが、今年、梅雨あったの?ほとんど雨も降らぬまま、夏に突入という感じです。【右写真、武田グローバル本社、グランドオープンセレモニーで鏡割り!!】

 

 

 

 

 

 

 で、7月1日、シャイアー買収で話題騒然の武田薬品が日本橋本町に建てた新しいビル、武田グローバル本社が始動しました。高さ124メートル、地下4階、地上24階。3階以上が武田のオフィスエリアです。日本国産のヒノキをふんだんに使用したアートワークを壁やロビーに施し、「和」の雰囲気を醸し出す落ち着いた空間を作り出しています。なんだか、大自然の中にいるようで安らぎます。【右はロビー】

 

 

 

 で、記者説明会後20階にある従業員用のカフェテリアで、ランチをいただきました。ヘルシーで、味も細やかで、非常においしかったです。ごちそうさまでした!!!シャイアー買収で、世界トップ10入りする武田薬品。グローバル本社の始動を機に、世界ランキングをさらに上げ、日本企業のレピュテーションを上げて欲しいです。

 

 

 

 

 

さて、先週29日に開催いたしました第4回、製薬ビジネス活性化セミナー。沢山の皆様にお越しいただき、無事終了することができました。もう少し会場の皆様と、やり取りする時間が欲しかったのですが、司会の不手際で、時間となりました。

 

 

 

 

交流会で、皆様にいただいたご意見、ご要望をもとに、さらにパワーアップする所存です。機会がございましたら、また、よろしくお願いいたします。イノベーティブなジャーナリスト活動を目指して、今後も研鑽を続けます、どうぞ、ご支援、ご指導の程、引き続き、よろしくお願いいたします。

それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください!!!

 

 

 

日薬連・保険薬価研、上出新委員長で、加茂谷前委員長の悲願、「捲土重来」なるか?!!!!

     はい!みなさんお元気ですか?今週、東京はスカッとした快晴で始まりました。

で、今回も業界団体のお話。保険薬価研究委員会の加茂谷佳明前委員長(塩野義製薬)が先日の総会で退任し、新委員長に上出厚志氏(アステラス製薬)が就任しました。加茂谷氏は3期6年、委員長を務められました。平野秀之副委員長(第一三共・執行役員営業企画部長)が中締めのあいさつで、加茂谷氏が在任中、よく使った四文字熟語を紹介しました。それは「粉骨砕身」「八面六臂」「東西奔走」の3つ。どれも、行為の主体が厳しく追い詰められているような言葉ですね(笑)業界の厳しい状況を表しています。で、遠くの方から加茂谷前委員長が大きな声で「捲土重来という言葉も使いたかったなあ」と言って、会場を沸かせていました。さすがです(笑)。※捲土重来=一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返すことのたとえ(新明解四文字熟語・三省堂より)。加茂谷さん、ひとまずお疲れ様でした。上出新委員長のリーダーシップで、是非、捲土重来を実現した欲しいです!!!!

  さてもうひとつ。

  私が主催する第4回製薬ビジネス活性化セミナーの開催が、いよいよ今週末6月29日となりました。

 お時間、ご興味がある方は、是非、お越しください!!

〇詳細はコチラをクリック〇

 

 写真は、日薬連・保険薬価研究委員会の上出厚志新委員長、下は私、井高と、今回、セミナーでゲストスピーカーとしてご登壇される。MSAパートナーズの五島由佳子さんです。それではみなさま、素敵な一週間をお過ごしください!!!

 

厚労省保険局長も、医政局長も、日薬連理事長も、みぃーんな「俊ちゃん」!!「トリプル俊ちゃん」時代到来!!

みなさんお元気ですか?大阪の地震、大変でした。まだ余震があるようで。警戒が必要です。

さて製薬業界。4月の薬価制度改革から2か月が経過しました。日本製薬団体連合会の新理事長に宮島俊彦理事長が就任。業界最大の政策集団、保険薬価研究委員会(薬価研)の委員長、副委員長もガラッと変わりました。

宮島新理事長は、ご承知の通り、元厚労省の大臣官房審議官(保険・医療担当)、老健局長を歴任、医療保険、介護保険関連政策を進めてきた中心人物です。製薬業界泣かせの市場拡大再算定(売り上げが一定規模に達したら薬価を下げる)が導入された96年には、制度改革の総本山、保険局医療課の調査室長でした。「当時は、皆さんの敵のような立場にいたが、今度は味方。微力ながら力を尽くしたい」と意欲満々です。今年の制度改革は業界にネガティブに、かなり切り込まれました。新体制で、どこまで巻き返せるかが課題です。余談ですが、奇しくも今、厚労省の医療保険政策のトップが鈴木俊彦局長、医療提供体制政策のトップが医政局長の武田俊彦局長、そして業界団体、日薬連が宮島俊彦理事長で、製薬業界は「トリプル俊ちゃん」体制に遭遇しています。偶然とはいえ、中々ないことです。良い意味で、ドラスティックなイノベーションがさく裂する予兆と受け止めたいです。

で、写真は日薬連薬価研の懇談会であいさつする宮島俊彦理事長。それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。

 

 

 

 

【お知らせ】

みなさん、お元気ですか?いつも薬新カフェをお読みくださり、誠にありがとうございます。さて本日6月18 日月曜日に更新予定の本ブログ、所要により明日6月19  日火曜日に更新を延期させていただきます。

   引き続き、よろしくお願いいたします。

 

抗生物質の適正使用、安定供給は「厚労省の政策課題」でもある!!

 みなさん、お元気ですか?今週は、そぼ降る雨でスタート。といって明日は、またすごく暑くなるらしい。気温、湿度の変動激しきこの季節、お体にお気を付けください。

 さて、ここに来て、なお後発医薬品の出荷調整(一部医療機関への供給停止)が問題になっています。使用促進で現場ニーズが急増、後発メーカーの製造が追いつかないというケースが多いようです。しかし、ペニシリン系配合注射剤スルバクタム/アンピシリンの出荷調整は、ちょっと違う側面もあり、極めて深刻です【RISFAX18年6月8日号参照】。後発品のみならず先発品も不足しているからです。後発品は6社近く出していたんですが、昨年秋以降、次々に供給停止に。。。近くMeijiSeikaファルマだけになる見通しです。しかし、同社の工場もすでにフル稼働で、現場ニーズに間に合わない。後発品に市場を食われ、そろそろ撤退かと見られた先発品ユナシン(ファイザー)も増産しなければならないでしょう。ユナシンはG1品目(すでに80%以上後発品にシェアを奪われている長期収載品=メーカーの意思で撤退が認められる)なので、ファイザーは、やめようとしていたかもしれません。が、「やめたいです」なんて、言い出せる状況ではなくなってしまいました。

 後発品が出荷調整に陥った責任は、一義的にメーカーにあるのは確かです。しかし、スルバクタム/アンピシリンの場合、現場ニーズが急増した背景には、使用促進策ではなく、薬剤耐性(AMR)対策があります。抗生物質の不適切な使用で、AMRが世界的に問題となり、各国政府が対策に乗り出しました。日本でも厚労省がアクションプランを作成、学会も新たな使用ガイドラインを作り、スルバクタム/アンピシリンを肺炎(入院)第1選択薬にしたのです。AMRのアクションプランには、厚労省の取り組むべき課題として「抗生物質の使用量の継続的な監視」が明記されています。スルバクタム/アンピシリン後発品の供給停止は昨年秋頃から、現在まで段階的に起こった現象です。ある程度、時間があったわけです。厚労省は、こんなにひどい状況に現場が追い込まれるまで何も手を打たなかったのでしょうか?例えば、メーカーから原因や供給再開の目処を聴取するとか、他のメーカーに、増産を打診するとか。やっていたのでしょうか?今回のケースは、通常の供給調整とは違います。厚労省も「メーカーは怪しからん!!!早く何とかしろ!!」と言っているだけでは済まないです。

 写真は先ごろ開かれた日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)の懇談会で。右から日本製薬団体連合会の手代木功会長、GE薬協の澤井光郎会長、吉田逸郎前会長(現副会長)。それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。

 

 
 
 
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