医薬品・技術の費用対効果に関する議論が大詰め

みなさん、お元気ですか?

 医薬品や医療技術に投じた費用と、成果のバランスを見極める「費用対効果評価」の議論が始まってもう5年(議論開始12年5月)経ちますが、中々出口が見えません。

政府は18年度中に結論を得て19年度から、医薬品や、医療機器の価格調整に活用するよう求めていますが、いきなりバッサリ価格を下げるようなことはなさそうです。

評価に使うICER(増分費用効果比)という指標が、本当に普遍的な価値を図れるのか。突き詰めて考えると、普遍的とは言い難い。「費用対効果評価」は、どうしても対象医薬品や、技術の価値を価格に置き換えなければならない。例えば、既存品より効果が勝り、患者の生命を一年伸ばしたとすると、その金額的な価値は、いくらが適切なのか?価格の適切性を図る手法がない。いまのところICERという手法を使って「まあ、大体、既存品の価格に上乗せする費用が500万円以内に収まっているなら、費用対効果が優れていると言えるんじゃないか」と。。。そう仮置きして、医薬品や、医療機器の価格調整を始めようとしています。しかし、製薬業界、医師会の反対で、実施対象、範囲は極めて限定的。「評価にかける時間、ヒトの費用が、価格調整で抑制される費用を上回ってしまう」と指摘する学者もいます。19年度の実施まで、残り数か月。議論をしっかり見つめていきます。

写真は中医協・費用対効果評価の合同部会。それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。

 

 

 

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