【5月24日発】OTC業界で“磯部イズム”炸裂を期待!武田出身の杉本氏(ロート製薬社長)が“会長リベンジ”!

 

◆日本OTC医薬品協会の磯部総一郎理事長

日本の医薬品業界は市場規模、ダイナミズムから言って「医療用」が中心で、医療保険財源との絡みで常時、大波にさらされていますが、いわゆる一般用医薬品(OTC)業界は、いまだ昭和の名残を残し、比較的安穏

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【5月23日速報】薬価、流通の有識者検討会「最終報告書案」取りまとめ難航

本日5月23日に開催予定であった厚労省の薬価・流通に関する有識者会議が中止になりました。厚労省が

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【今週の更新予定】5月24日水曜日、26日金曜日の2回です。傑作「代替医療解剖」を読んで思ったこと。

みなさんお元気ですか?

早くも夏が来たのかなーー?そう勘違いするくらい気温が上がったり、下がったり。。。まるで楽器のチューニングをするかのように小幅に寒暖差を繰り返し繰り返して、いつの間にか「夏」が街全体を支配し、カンカンに照り返す。日本列島に夏が来る前はいつもこんなですね。

さて、いま新潮文庫の「代替医療解剖」という本を読んでいます。ここでいう「代替医療」ってのは「主流派の医師の大半が受け入れていない治療法」。ホメオパシーとか、ハーブ療法などを取り上げています。発生の背景、内容、そして科学的検証結果が記されていて、なかなか面白い。もちろん、主流派の医療に照らせば「いかがわしい」だけなのですが、こうした療法発生する背景には、決まって副作用の強い既存療法への“アンチ魂”が横たわっている。あるいは、当時、国際的に対立関係にある国や思想があって「あいつらの医療は使いたくないわ」という対抗心なども影響している。ヒトの世ならではの、ひとつの傾向なのです。

まあ、それはともかく医師、患者、家族が疾患を治したい、健康を維持したいという意欲が高まってこそ、仮説として、ある新療法が生まれる。しかし、情動的に浸りきり、拙速になり過ぎると科学的検証を端折ったり、歪めたりして、ほとんど「信仰対象」のように祭り上げられ、強烈な「いかがわしさ」を発してしまう。

本書は、複数の“代替医療”を上げ、そのひとつひとつについて、発生した時代背景、きっかけを丁寧に説明、さらに一般には理解しづらい二重盲検比較試験の結果と、その検証を、“情感”とか、“好悪”とか、ありがちなヒトの野蛮さを排して、職人技とも言うべき圧倒的な文章力(執筆者だけでなく翻訳者も)で解説してくれる!!!!おそらく科学、数学に疎い文系オタクでも、読書力さえあれば(ない場合は保証しません、笑)、ぐいぐい引き込まれます。まさに「良質の読み物」です。

新しい医療が出現するきっかけは「偶然」という場合もあって、必ずしも経験や試験の積み重ねの延長にのみあるとは言えない。とはいえ、本書を読むと、二重盲検比較試験の設計、実施、検証がいかに大事かー。そしてまた、一度、確立した療法でさえ、臨床データを積み重ねて、絶えず改善、向上を目指す姿勢がいかに大事かー。医療を“情動”“好悪”が支配すると、何が危険で問題かー。。。考えさせられます。

結局、医療の最終消費者である患者の理解、リテラシーがもっとも大事なんではないかと。。。。いまさらですが、そんなことも思いました。

写真は東京丸の内。KITTEの屋上庭園から撮影した東京駅。あんまりうまく撮れませんでした(笑)高所恐怖症に付き(笑)

 

 

 

 

【5月19日発】日本の経済成長は高齢者の消費マインド次第!一橋大・高久氏が講演。

5月18日、日本製薬工業協会主催のメディアフォーラムで、一橋大の高久玲音氏(経済学研究科准教授、写真)の講演を拝聴しました。私の理解した範囲で大きく言うと①これから先の経済成長は、増え続ける高齢者の消費がどれだけ伸びるか次第②健康を損ねると消費意識が落ちる③したがって製薬含めた健康産業の

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【5月16日発】アルツハイマー型認知症(AD)新薬の承認、保険適用を促す「強力な政治的包囲網」が敷かれた!!!!

みなさん、こんにちは!なんか今日、暑くないですか?

かの昔、えらい方が「男なら暑さ寒さを口にするな!」といったそうな。。。。しかし、私は緩いのでしょっちゅう口にします(笑)  あーっつ!(笑)

さてエーザイのアルツハイマー型認知症(AD)治療薬(バイオジェンと共同開発)の疾患修飾薬、レカネマブが承認されるかどうかーー。23年度は雌雄を決する時です。そんな折も折、当局の承認、保険収載を後押しする政治的な動きが

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【今週の更新予定】5月16日火曜、19日金曜日の2回です。梅雨近し“野生の空き地”に人の手が。。。。

みなさんお元気ですか?肌に触れる風がヒタヒタと湿り気を帯び、梅雨の気配を感じる今日この頃。。。。。いかがお過ごしですか?私は雨が嫌いじゃないです。予定が延期になったり、思うように移動できなかったり。。。。なにかと“諦念”を強いられるから、散らかった心が鎮まり、なんとなく落ち着いた気持ちになるのです。

今日、帰宅途中、近所の空き地が掘り返されていることに気づきました。すすきや、梅の木が好き勝手に、雑然と生い茂った、いまや都内では珍しいヒトの手が加えられていない「野生の土地」でした。およそ400平方メートルはありましょうか。土の下や、木々や雑草に依存して生を営んでいた生物もいただろうに。。。。きっとまたマンションでも建つのでしょう。よく考えると、この地球は人間様だけのものではないんですけどね。。。。私たちヒトってホントに自分本位なんですからね。なんだか少し空しい気がしました。

さて今週の更新は5月16日火曜日と5月19日金曜日の2回となります。よりよい情報提供に向け、日々、精進を重ねます。どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

【5月12日発】塩野義が先陣を切った産官学連携の感染症薬「サブスクモデル」、創業145周年に過去最高業績を達成

みなさんお元気ですか?

さて塩野義製薬が創業145年という記念すべき22年度(23年3月期)の決算で過去最高の業績数値を叩き出

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【5月10日発】第二の「4大臣合意」を招く予感!財源への配慮無しに日本の医薬品産業は成り立たない。保険給付が前提なら。。。。

みなさんお元気ですか?さて前回も触れましたが、厚労省の医薬品流通、薬価に関する有識者検討会の議論も、もうすぐ終了します。次回5月23日までに厚労省がどこまで踏み込んだ

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 

【お知らせ】IQVIA主催「新薬開発と保険財政」のオンデマンドセミナー、申し込み受付中です。(この案内記事は無料です)

製薬企業の飽くなき新薬開発チャレンジーーー。目的は当然、収益アップですが、行き着く先は、人々の健康と幸せの向上でなければならない。日本には国民皆保険制があって、医薬品は全部保険で認められる(現物給付)。だから、一定程度、国の財政の制約を受けざるを得ない。制約が緩すぎれば、製薬企業は潤うが、財政がもたない。といって制約が強すぎれば、製薬ビジネスは活気を無くし、産業は衰退する。

目まぐるしく変化する時代の「感性」をしっかり捉えながら、ちょうどよいバランスを常に探り続ける。永遠不変の「絶対的な正解」なんてない。だから絶えず議論し、修正し、保守点検して、また議論し、修正し、保守点検し、そしてまた。。。を繰り返す。それが新薬開発と保険財政の関係です。

さてIQVIAのオンデマンドセミナー(4月28日収録)の申し込みが始まりました。私は新型コロナなど感染症治療薬と、現在、注目されているアルツハイマー型認知症治療薬の開発について、医療保険財政との関係、課題を講演させていだきました。お時間があったら、是非、ご視聴ください。

新薬が与えるアルツハイマーの治療と医療保険制度への影響 (utobrain.co.jp)

 

【5月8日発信】日本の医薬品流通、薬価制度の“歪み”を正すラストチャンス!この機を逃せばさらに10年、苦しいごまかしを続けるしかなくなってしまいます!

みなさんお元気ですか?ゴールデンウィークも終了!23年も、もうほぼ後半戦ですね!

で秋までの政策課題で特に注目しているのは何といっても

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
 
 
 
© 2025 薬新プラザ|医薬品業界の「本質」を発信するサイト