Posted on 3月 13th, 2017 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?街を歩くと、すっかり春(はる)衣装の方、冬のまま分厚いダウンジャケットやコートに身をくるんでいる方。様々です。一年で最も、服装がバラバラになる。面白い時期です。
さて、先日、エーザイが毎年一回開催してくださる記者懇談会がありました。内藤晴夫代表執行役CEOが舞台所狭しと歩き回って「事業への思い」を語ってくれます。今回も、前後左右。動く動く(笑)。時には説明図表を写したスクリーンすれすれまで近づき、また時には、記者席の通路までドカドカ踏み込んで(場外乱闘です。笑)。。。身振り手振りで熱く語ってくださいました。これはもう説明というよりステージですね(笑)。中途半端なアーティストはかなわないです!!記者席まで、びゅんびゅんエネルギーが飛んできます。
今回のテーマは「認知症」。ここ一本に絞ってとことんお話されました。新薬の研究開発のトレンドは、エーザイのアリセプトが先導してきた「症状改善薬」から、疾患の根本を治療する「疾患修飾薬」に進展しています。しかし、各社の臨床試験は難航、なかなか出てこない!!!エーザイは抗アミロイドβ抗体薬、BACE阻害薬、抗タウ抗体薬、シナプス修飾薬など、多角的な視点で新薬の研究開発に取り組んでいます。外資系大手との競合に、いかに打ち勝っていち早く新薬を出せるか。注目されます。
とはいえ認知症治療は「新薬だけ出ればそれでOK」という領域ではありません。確定診断のためのより簡便な検査法の確立、医療機関の受け入れ体制整備、医療保険財政をはじめとする診断、治療に関する社会的なコンセンサス形成など、課題が沢山あります。エーザイはじめ製薬各社がどこまで率先して、誠意をもって環境整備を進めていくかも注目しています。たまたまですが、ここ数週間、私の取材、執筆テーマが、ちょうど「アルツハイマー型認知症薬」でした。次回、今週発売の医薬経済17年3月15日号に「アミロイド仮説で続く新薬開発」という記事が掲載されます。皆様、是非、ご一読ください。
写真は記者懇談会で熱弁を奮う内藤晴夫社長。これは2回前の写真です(失礼します(^_^;))。それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください。
Posted on 3月 6th, 2017 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?梅の花がきれいに咲いております。春まで、もう一歩です。
さて、私、現在、とある領域の新薬開発について取材を進めております。急なお願いにもかかわらず、関連各社の広報、研究開発担当の皆様に、迅速、かつ丁寧に応じていただき、深く感謝です。世の中はトランプ現象、豊洲問題、国有地値引き疑惑などで騒然としておりますが、製薬各社の研究開発は細胞レベル、遺伝子レベルで着々と進んでおります。もちろん、いくつもの失敗を重ねながら。。。研究者たちは、人体という「宇宙」を相手に、日夜奮闘しています。失敗が単なる「無駄」ではなく、「新たな発見」につながるところが、創薬研究の妙味です。今回の取材で、あらためてそれを実感しています。先週開かれた日本製薬工業協会のセミナーで、アステラス製薬の畑中好彦社長が「自動車、家電の新製品開発と違って、医薬品は(患者が待っている分)新薬開発の猶予がない」と発言、スピードアップとコスト抑制が常に求められていることを強調しました。プレッシャーに晒されながら、社会貢献、収益向上の同時達成を目指すのが、製薬企業の宿命です。
現在、進めている新薬開発の取材記事は近く雑誌、医薬経済に出稿いたします。ご一読のうえ、忌憚のないご意見、ご叱責をいただけますと、ありがたく存じます。
写真は都内某所にて。すっきりしたカフェを見つけました!!快い空間です。それではみなさん!素敵な一週間をお過ごしください。
Posted on 2月 27th, 2017 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?1月はともかく、2月も終わりだというのに飲酒機会が減らず(というか自ら率先して作っている(^_^;)、少々、反省気味の今日この頃です。
さて最近、うつ病や、ADHD(注意欠如多動性障害)など人の情動や行動に関わる疾患のメディアセミナーが増えています。第一線の先生や、患者会の方などがお見えになり、毎回、とても勉強になります。企業主催のメディセミナーというと、かつては不安を煽り立てて、通院や、薬物治療に結びつけようとしているのがミエミエでしたが、今はほとんど純粋な勉強会で、ありがたく拝聴しております。
うつ病もADHDも患者数が増加、他者とうまくコミョニケーションできなくなるので、本人、家族のみならず、社会的損出も大きくなります。しかし、いつ発症したか。どんな治療をするか。どの段階で寛解(治癒)というか。患者の感覚と、医師の経験、問診に頼っているのが実情です。そうなると、ついつい漫然と治療を継続する、という状態に陥りがちです。診断、治療の効率を上げるためにも、血液や唾液、遺伝子など、バイオロジカル(生体学的)マーカーを使った診断検査法の開発が急務となっています。診断検査法がしっかりしていないと、治療の効率は上がりませんから。
で、写真は週末。大好きなカフェで。。それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。
Posted on 2月 20th, 2017 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?時折、ホワッとした風が吹いて、春の気配を感じさせる今日この頃です。
アメリカのトランプ大統領が、移民に対する根も葉もない誹謗中傷をツイッターで流したり、自分に批判的なメディアを「フェイクニュース!!」と断じて、問題になっています。先日、NHKの「クローズアップ現代」が、この問題を取り上げて特集を組んでいました。単なるトランプ批判にとどまらず、SNSや既存ニュースメディアの問題点にも踏み込んでおり、なかなか見ごたえがありました。
トランプ大統領の「フェイクニュース!!」発言を機に、現状を検証すると、ツイッターやファイスブックなどSNSでは、パロディで流していた「フェイクニュース」が虚実の判別ができないくらい手が込んだ形になって、社会に混乱をきたす例があることを明るみに出しました。多くは愉快犯で、人々が反応することがうれしくてやってるみたいです。(そういう陰湿で、いやらしい趣味の人もいるんですね)番組では「伝える側の責任」を追及し、ジャーナリストの池上彰さんが最後に「面白ければそれでいいのか?実は既存メディアにも問題がある。大事なニュースはなんなのか?私たちも、自戒しなければいけない」と、問題提起していました。
ジャーナリストも経済社会で生きていく限り、自分の記事が多くの人の目を引いて収益を高めたいという要求から逃れることはできません。しかし、あまりに目を引くことばかりにとらわれると、ジャーナリスト本来の使命からどんどん遠のいてしまいます。「自戒」して現場に臨みます。
それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください!!!
Posted on 2月 13th, 2017 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?今週は朗らかな天気でスタートしました。
さて18年4月の薬価制度改革。いつもなら前年の6月辺りから議論するのですが、今回はもう始まっています。「抜本改革」ということで、立ち上がりが早い。先週開かれた日本製薬工業協会主催のシンポジウムでも薬価制度に関する議論が中心になりました。どこまで深く切り込むでしょうか?
注目されるのは「薬価差」です。いまの制度は保険から支払う「保険薬価」が公的に定められ、医療機関、薬局には、それより安く売るので、当然、保険薬価と実納入価との間に「薬価差」が生じます。これを「良し」とするか、「いやゼロにすべきだ」とするか。最大の焦点です。しかしながら、いまのところ、ほとんど議論の遡上に上がりません。医師会も、保険者も、製薬業界も正面切って議論するのを避けているようにも見えます。
日本製薬団体連合会保険薬価研究委員会の加茂谷佳明委員長は、先週のシンポジウムで薬価差が生じる現行制度を「敢えて予算を取らなくても薬価改定すれば診療報酬、調剤報酬に回す財源が出て来る。財政当局は素晴らしいスキームを作った」と称賛しておりました。結局、薬価差が生じる現行制度の根幹に、メスは入らないのでしょうか?「抜本改革」というなら、まず真っ先に薬価差を是とするか、非とするかを議論すべきだと思うのですが、現時点ではその気配が見えません。みなさんはどう考えますか?
で、写真は先週末。とあるバーで。ハワード・マギーのライブアルバム!!この日、別々の駅で、カフェとバーに入ったんですが、なんといずれの店でもマギーの曲がかかっていたんです。珍しいことです。それではみなさん。素敵な一週間をお過ごしください!!
Posted on 2月 6th, 2017 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?医薬品関連団体の新年懇親会も先週開かれた日本ジェネリック(GE)製薬協会、日本薬業政治連盟主催の会で終了。早くも2月に突入しましたよお~。実に早い!!!そう感じるのは私だけでしょうか?世の中のスピードが速い?それともただ、私が年齢を重ねているだけ?どうあれ一日一日を大切に、一歩一歩しっかり踏みしめて行きたいものです。
で、参加者同士の交流が最も盛り上がってみえたのは、GE薬協。薬価制度の抜本改革で一番、風当たりが強いと予想されています。いまのところ、各社の業績はそんなに悪くない。中にはバンバン安売りして、納入量を増やしているところもあるようです。供給切れや、品質問題が起こらないように注意してもらいたいです。
いまGEの保険薬価(保険から支払う価格)は3価格帯になっています。同じ成分のGEが、複数の会社から出ていますが、最後は個別製品の納入価格の加重平均値を出して、それを基準にA、B、Cの3ランクに分けているのです。沢井製薬の澤井光男社長は新年懇親会の締めのあいさつで、この3価格帯の見直しを訴えました。極端な話、ある程度の価格を維持して、品質と安定供給をしっかり続けようが、思いっきり安く売って品質や安定供給をそこそこにしようが、最後は加重平均値で3ランクに分けけられてしまいます。加重平均値だから保険薬価は下がるものもあるし、上がるものがある。価格を維持しようとしている企業の製品は、思いっきり安売りしている企業の製品に引っ張られて、下がる。逆に思いっきり安売りしている企業の製品は、高く売っている製品に引き上げられて、上がる。ってことです。
市場には「こんなに安く売って安定供給や品質を維持していけるの?」って疑問が生じるケースもあるようです。でも、いまの3価格帯ルールなら、大丈夫なんです。澤井社長によると「16年4月は39品目80製品のGE薬価が上がった。経口剤では40%。外用剤では50%も上がったものがある。このひずみを直さないといけない」と強調しました。品質管理をそこそこに思いっきり安売りして、売り切ったら、もうおしまい、製造中止ー。。なんてことがあるなら、患者、国民にとって、由々しきことです。
厚労省の二川一男事務次官は、壇上に立って、芸人さんのような、いつもの身振り手振りで、こう言いました。「品質が良いGEを、安定的に、安く供給する。そんな企業は全面的に応援する。が、一つでも欠けていれば必ずしもそうではない」。
ジェネリック各社の姿勢が問われています。
で、写真は近所で撮影。きれいに咲いていた一輪。ちとお疲れ気味?(笑)それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください。
Posted on 1月 30th, 2017 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?各社の第三四半期決算の発表が始まります!気を引き締めてまいります。
写真は週末に訪れた葉山。ヨットハーバーで、気持ち良い海風を浴びました。左の方にうっすらと、富士山!見えますか?
晴れて良し 曇りても良し 富士の山
今回はこれで失礼。素敵な一週間をお過ごしください!!
Posted on 1月 23rd, 2017 by IDAKA
みなさんお元気ですか?寒い日が続きます。
コートとマフラー、帽子にマスク。そんな完全防備の方もいますね。
しっかし、帽子とマスク。これは最近、夏だろうが、冬だろうが、屋内だろうが、屋外だろうが、お構いなしに、ずーっとつけている方がいらっしゃいます。一体、どうなっちゃったんでしょうか?けがとか、御病気とか、中には理由がある方もいらっしゃるかもしれませんが、まあ多くはとくに大きな理由はないようです。しいて言えば趣味。
よく通うコンビニには、マスクの下の素顔を見たことがない店員が2人もいます。客商売なのにね。不気味でさえある。あと、そこそここじゃれた飲食店で、帽子かぶったまま飲んだり食べたりしている若者が結構いる。違和感を感じます。頭かゆくないんですかね。「接客の時はマスク取りなよ」とか、「暖かい部屋でご飯食べるときは帽子を取りなよ。ここは北極じゃないよ」って言いたくなるんですが、もはや、あまりに沢山いすぎて、言う気力無し。言ったところで、逆に「はあ?」なんて、宇宙人でも見るような顔で、見つめ返してくるんでしょうね、きっと。。長い年月を積み重ねてご先祖様が築いた日本の礼節は、もはや死に体ですわ。。。。という愚痴で、今回は締めます。(*^_^*)
写真は、私の帽子コレクション。数年前のマイブームもすっかり沈静化してしまいましたが、この冬はまた、これをかぶって出かけようっと!!ただし、人との挨拶や、室内では脱帽。。。。というわけで、みなさま。素敵な一週間をお過ごしください。
Posted on 1月 16th, 2017 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?
イノベーションの弱体化は、基礎研究の衰退が原因、と、よく言われます。世の中の景気が上向いていて、企業業績もぐんぐん伸びているうちは、自由闊達な基礎研究に、潤沢な資金を投じることができたが、今はそうではないと。。確かにその通りで、各社、中央研究所を閉鎖したり、縮小したりしています。
メディアは、これを「人減らしだ」「リストラだ」と批判的に報じますが、果たしてそうでしょうか?とある本は、違う側面を強調しています。基礎研究が衰退した原因は、研究者たちが終身雇用の大企業の中で、大きな変動もない給与体系に慣れて安心しきってしまったから。。。というのです。研究者が、安全、安心な会社から出て、スリリングな基礎研究にチャレンジできる環境を別に作った方がいいと。実際、自社を離れる研究者のベンチャー創出を支援し、離れた後も、一定の関係を保ち続けている企業が、いくつも出ています。結果は、まだわかりませんが、双方にとって、その方がいい結果を生む可能性もあります。企業本体から、離したという一局面だけを見て、単純に、人減らしだ、リストラだと騒いでいるメディアの方こそ、そろそろステレオタイプの硬直した頭をほぐして、イノベーションに取り組むべき時代が来ています。
写真は近所で撮影。息遣いが聞こえるようなバラです!!では、みなさま素敵な一週間をお過ごしください。
Posted on 1月 10th, 2017 by IDAKA
みなさん、お元気ですか?2017年がスタートしました!!!これまでの思考の延長線では捉えきれない出来事が世界各国で生じています。これをチャンスと捉えて、前進します。
先週6日は毎年恒例の薬業4団体新年賀詞交歓会が開かれました。エーザイの内藤晴夫社長(東京医薬品工業協会会長)のあいさつ。名演説でした。「製薬企業は株式会社だ。常に株主に対して将来性、成長性を誠意をもって説明する義務がある。その際、薬価制度の予見性、安定性が重要である。突発的な制度変更は避け、中長期に渡る予見性、安定性を持った制度構築を願う。それも産業政策のひとつのはずだ」。塩崎恭久厚労大臣を前にこう話しました。
毎年改定とか。。。議論はすべきですが、いきなり導入となれば、国内の医薬品市場は大混乱です。昨年末の官邸主導の動きは、少々、やり過ぎの感があります。
会場で、複数社の社長とお話しする機会を得ました。ホントに勉強になります。つくづく「製薬業界は基本的に生真面目だ」と感じます。「株式会社はいつも4つのステークホルダーに対して誠実であらねばならない。それはすなわち“従業員”“株主““社会”“顧客”。イロハのイだよ君!!」と某社長。ーそんなことも知らないで、ジャーナリストをやっているの?--という感じで、教えていただきました。しっかりしなければ、と身が引き締まる思いです。
で、3連休最後の9日夜。武田薬品が、オンコロジーに強い米アリアド買収するというニュースが飛び込んできました。このご時世に珍しく業界各紙にバンバン、オンコロジーMRの募集広告を出していたので、何かあるなあとは思っていたのですが、こういうことだったんですね。昨秋、胃腸薬に強い米バリアント社の買収がまことしやかに取り上げられましたが、本命はこっちだったのかもしれません。
いずれにせよ17年は幸先のいいスタートです。私も一層、取材執筆に励み、誠実かつ質の高い情報を届ける所存です。今年もよろしくお願いいたします!!!
写真は中医協。傍聴席最後列からのショット。今年は煮え立つような制度改革論議が予測されます。それではみなさま、素敵な一週間をお過ごしください!!!