Posted on 10月 3rd, 2011 by IDAKA
民主党と経団連が会合で、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に参加するかどうかを11月までに結論を出すことで合意しました。TPPは米国、ニュージーランド、チリ、ブルネイなどが参加する自由貿易協定ですが、長年、「協定を結べば日本の農業がダメになる」という反対派と、「農業だけのために、他の産業のメリットを捨てるわけには行かない」という賛成派に意見が割れています。最近では、「農業以外の産業も、協定締結でメリットを享受できるとは限らない。むしろ海外から安い商品がなだれ込めば、国内のデフレはさらに進む」という金融政策上のデメリットを指摘する人や、「いや貿易上の協定と捉えてはダメなのだ。対中国政策として米国との関係を深めるために、協定を結ぶのだ」という安全保障上のメリットを口にする人が出てきました。すでに調整難航が必至な情勢です。医薬品は、すでに自由貿易に近いので、ほとんど関係ありませんが、医療はどうなるでしょうか?いまのところはっきりしませんが、日本がTPPに参加し、交渉が進めば、加盟国(とくに米国)から、混合診療、外国人医師、外資系企業の病院経営などの解禁を求める声が出てくるのではないかとの予想もあります。民主党政権にとって、初めての本格的な外交交渉になるかもしれません。とにかく議論の推移を注意深くウォッチしていくつもりです。
で、写真はニューヨーク・メトロポリタン美術館で撮影。魅惑的な微笑みを浮かべる菩薩像です。菩薩は修行中の身で世俗に合って人々とともに生活するので、大衆に親しまれ、各地で民間信仰の対象になったということです。いい表情、いい佇まいでしょう?いつの時代の、どこの地域の像か?忘れてしまいました。失礼。m(_ _)m
Posted on 9月 29th, 2011 by IDAKA
昨日の中医協総会。ひどかったですね。みんな朝早くから並んで、やっと傍聴しているのに、委員席のマイクが入っておらず、ほとんど聞こえない有様。でも、日本人って忍耐強いから、みんな黙って、じっと耳を凝らして、聞いていました。それでも、3分1は聞き逃したのではないでしょうか?己(オノレ)は、黙ってらんない小ウルサ親爺(医薬経済社・市川君談)だから、事務局に「なんとかしてくれ!」と言いに行ったけど、結局、最後までマイクは入りませんでした(笑)。で、めっきり秋になりました。動画は武田真治の「恋をしようよ」。秋ですからね!ん?!あはは(笑)ドライブにお勧めです。
Posted on 9月 26th, 2011 by IDAKA
業界では12年4月からの接待禁止、金銭提供の透明化に向け、医療機関への説明がいよいよ本格化しています。お医者さんも色々な反応を示していますが、概ね「時代の流れ」と受け止めていますね。で、その先に何が来るか?まず、MRは厳しい淘汰の時代を向かえるでしょう。もう5、6年前から、総数は減る減ると予測されていたのに、全然減らずに伸びまくって、いまや約5万5000人もいます。一方、ピーク時10万を超えていた米国はいまや約7万人、今後もどんどん減ると予測されています。対人口、医師、病院対比で見ても日本のMR数がどれだけ異常な数値かわかります。今度の接待禁止で、「だったら、MRなんかいらない。PCの情報だけで十分。毎日来なくていい。必要なときは呼ぶから」と言う医者は、1人、2人ではありません。実際、ある国内メーカーの社内組合は、経営適正化の観点から、もう10年以上も前から経営陣に「MRの採用凍結」を訴えていました。それでも、他社との競争、横にらみの中で、経営陣はMR増員をやめませんでした。しょうもない話です。それから、もうひとつ。これからは接待禁止によって浮いた金の使い道に、厳しい視線が注がれる。接待禁止で、どれだけ浮いて、その金を、なんに使ったのか。ある程度、はっきりさせないと、おそろく将来、医者から逆襲されます。製薬業界は、人々が喜ぶ新薬を世に出してこその存在です。にもかかわらず今はマーケティング、プロモーション、MRに偏向しすぎている。そういう事業姿勢から、できるだけ早く脱却すべきです。
で、写真は近くの喫茶店で撮影。スッキリ、落ち着いた机。己(オノレ)のもこうありたいんですが、いつも物凄いことになっています(笑)
Posted on 9月 22nd, 2011 by IDAKA
「原発ゼロ社会の実現」を訴えて、経産省前に座り込み、10日間、水と塩だけで過ごすハン
ガーストライキをやっていた4人の若者たち。21日午後17時、無事ハンストを完遂しましたあー!!最終日には、経産省に請願書を提出、衆院議員会館で記者会見を開いて、沢山のひとに囲まれる中でフィナーレを迎えました。完璧です!!http://www.ustream.tv/recorded/17409240 ホントにお疲れ様でした!!!己(オノレ)は何度か、彼らのところに通ったんですが、みんな本当に素直で優しい子。来る人来る人に、実に優しく接し、丁寧に話に耳を傾けて、言葉を交わすんです。いやあー、感服いたしました。だって、ご飯食べてないんですよ!!おなか減っているのに、穏やかでいられるなんて、すごい!!レストランに入って、ちょっと料理の出が遅いだけで、イライラしてしまう器のちっちぇー己(オノレ)が恥ずかしくなりました。で、彼らのことを書いた己の記事が、明日発売の週刊金曜日9月23日号に掲載されます。あまりボリュームはいただけず、小さな囲み記事なのですが、彼らの想いやハンストの模様がわずかでも伝わればうれしく思います。お近くの書店で見かけたら、是非、手にとってみてください。こんな若者達がいるなら、日本もまだまだ捨てたもんじゃありません。己は、これからも彼らを応援するつもりです。写真(上)はハンスト7日目の4人。左から、山本雅昭さん(22)、米原幹太さん(21)、関口詩織さん(19)、岡本直也さん(20)。そして下のは、8日目、サポーターの子達も一緒に撮ったユカイな写真です。この時は元気一杯ですが、最終日はさすがに、消耗が見て取れました。最終日に「ハンスト終わったら何食べたい?」って聞いたら。「母さんの味噌汁」l(山本さん)、「横浜家系のコテコテらーめん」(米原さん)、「ごま豆腐」(関口さん)、「飲茶」(岡本さん)ですって。もちろんいきなりは無理ですけど、調整が終わったら、思う存分、食べてくださいね!!!彼らに幸あれ!日本に幸あれ!そして世界に幸あれ!
Posted on 9月 20th, 2011 by IDAKA
野田首相、いよいよ増税路線を鮮明にしましたね。それはそれで、仕方ないのかなあ、と思いますが、何の税を、どういう形で、どれだけ上げるかはこれからの議論です。消費税にしたって、10%までの段階的引き上げが決まっていても、そうそう簡単にはいかないでしょう。よく「消費税が一番、不公平感ない税だ」という論がありますが、本当にそうでしょうか?生活必需品にまで、がっちり網をかけられて税率10%になったら、現役の中間所得層は涙が出ます。しかし、この程度なら、お金持ちは、別に痛くもかゆくもないでしょう。それからお年寄りは、現役世代に比べて物を買う頻度が、確実に低い。住宅など各種ローンだって払い終わっている。よって一番苦しむのは、現役の中間所得層。それははっきりしているんです。何が平等なものですか。除外品目の設定とか、ぜいたく品への特別高率課税とか、ひと工夫もふた工夫もしてもらわないと、おかしなことになりますよ。また、経済同友会の長谷川さんを含め、財界は、法人税引き下げをしきりに主張しますが、一体、その分、どこで帳尻合わすんだ?と考えると、おっかなくて仕方ありません。米国では、億万長者ウォーレン・バフェット氏が「金持ちからはもっと税金を取ってもいい」と自ら主張、オバマ大統領も、それに便乗しています。しかし、日本では、一向に「富裕層」への増税がテーマにならない。米国より格差が小さいとは言え、確実に「金持ち」はいるはずです。もちろん線引きの問題はありますが、格差はかなり開いてきています。でも「選挙に響くから」という理由で、政治家は絶対口にしない。で、「負担は、みんな平等に」。なんて言ってごまかしてる。社会保障も、皆保険も累進性をもっと強めないと、もたないのに、中間所得層の負担ばっか増やしている。そう思います。厚労省も知らん顔している。呆れた状況です。
で、写真はJR御茶ノ水駅、聖橋口近くにある老舗・喫茶店「穂高」の窓辺で撮影。学生時代は近くにいたのに、ほとんど行くことがなかったのですが、先日、フラッと寄ったら、すごく良かった。で2回目の利用。静かで落ち着きます。
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Posted on 9月 14th, 2011 by IDAKA
4人の若者が原発に頼らないエネルギー施策を求めて、経産省前でハンガーストライキを実施してます!⇒http://hungerstrike.jimdo.com/彼らの年齢は19~22歳です。原発行政は彼らが生まれれる前に、導入されたもので、彼らには全く責任ありません。しかし、声明文を読むと、決してわれわれ大人を責めていません。これからの将来に向けて前向きな提案をしています。けなげじゃないですかあ(泣)われわれ大人は、日常にどっぷり浸っているだけでいいでしょうか?ましてや、「生命関連ビジネス」の医薬品業界が、「工場の稼動に支障が出るから、早く原発を再開しろ」とか、目先のコストと収益だけでものを言ってていいのでしょうか?むしろ業界を上げて率先して、代替エネルギーへの転換を国に訴えるべき産業ではないでしょうか?己(オノレ)はせめて彼らを応援したいと思います。彼らのハンストは11日から21日までの10日間。近くに寄ったら「がんばって」と声をかけてあげましょう!
Posted on 9月 5th, 2011 by IDAKA
今年4月、製薬業界出身で初めて経済団体のトップ(経済同友会・代表幹事)に就任した武田薬品工業の長谷川閑史社長。概ね月2回の同友会の記者会見でも、相変わらず歯切れの良い物言いで、論客ぶりを発揮しています。当然、発言の範囲は、政局、予算、税制、エネルギー政策、社会保障、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)などなど、多岐に渡る。製薬ビジネスに止まらない幅広く、深い見識がないと務まらない。あれから4か月、どうされているかと、同友会のHPで、会見の模様を拝見、そうしたら、記者の質問にズバズバ応えていて、小気味いいじゃないですか?!なかでも原発問題での発言は圧巻です。短期的には「全面廃止は不可能」との立場で、安全性を十分確認したうえで、国の責任で再稼動するよう要請しているものの、日本経済団体連合会の米倉弘昌会長のように、捨て鉢な「原発推進論」を展開したりはしない。代替エネルギーの促進を「国会として当然、考えなければならない」とし、原発依存率を徐々に減らしていく、「縮・原発派」の立場を表明しています。それから社会保障。「高齢世代が自ら拠出した額の何倍もの年金を受け取って生活している一方、若者達の将来は何も担保されないというのでは抜本改革に値しない」とし、高齢者の受益にもメスを入れるよう主張しています。延命を図るために、金持ちの高齢者や団塊の世代には大甘で、突然、人気取りで矛盾だらけのことを言ったり、ごもごも当たり障りのないこと言っている政治家に比べたら、よっぽど国士に見えますよ。ノブレス・オブリージュ。大いにご活躍いただきたい。期待してまっせ!!動画は経済同友会の記者会見模様。ちと古いが、長谷川氏の主張がふんだんに盛り込まれた7月5日分です。そのほかは、ここにアップされています。⇒http://www.doyukai.or.jp/chairmansmsg/summary.html
んでもって写真は、新宿東口のワイアードカフェで撮影。薬新の移動オフィスは最近、スタバよりワイアードの方が多くなりました。PC使えるし、アメニティもいい。BGMは概ね「良し」、時々、「?」。写っている飲み物は「パープル・ヘイズ」。バナナと、ブルーベリーをミックスしたヨーグルト味。結構、うまかった。おそらく、ジミヘンも納得。
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Posted on 8月 29th, 2011 by IDAKA
もうすぐ総理大臣を降りる菅直人氏が、今年4月、原発事故直後に東電と、どんなやり取りがあったか、記者に問われて「それは10年後に自伝で明らかにします」といった話は有名です。そして、今回の民主党代表選を前に、小沢一郎氏がテレビで「これからも、精一杯、充実した人生を送って行きたいです」なんて賜っていました。被災地では復興どころか、仮設住宅も十分でない。原発事故も、まったく収拾が付かない。混乱に乗じて、中国、韓国、ロシアが、まるで領土問題なんか存在しないかのごとく、なし崩しに強気な動きを見せている。経済もダメ。社会保障も瓦解寸前。いま日本は、黒船来航、明治維新、敗戦に匹敵する国難に遭遇している。それなのに、政治家が、「10年後に自伝を書く」とか、「充実した人生を送りたい」とか、自分個人の将来設計を語ってどうするんですか?いまこそ、身を捨てて、事に当たる時なのに・・・。ありえないですよ。「ささやかな幸せ」を大事にしたいなら、即刻、政治家を辞めてほしい。というか、よくぞまあここまでやってきたもんだ。マジで、泣きたくなってくる。こんな政治家ばっかじゃ、日本が沈んでしまいます。是非とも、次の総理にはがんばって欲しい。祈るような気持ちです。
で写真は北海道庁赤レンガ庁舎の池で撮影。蓮の花(まだ、七分咲きかな?)です。泥沼に根を張りながら、水面に顔を出し、清らかな花を咲かせる。仏教では「慈悲」「智慧」を象徴する花だそうです。見てるだけで、なんとなく落ち着きます。
Posted on 8月 24th, 2011 by IDAKA
日本薬剤師会の児玉孝会長を巡る不正請求疑惑。日薬内部の派閥闘争を発端にした「醜聞」(スキャンダル)と伝えられていますが、実は、この疑惑、そんなレベルでは済まない大きな火種を抱えています。問題となっている疑惑を、ごくごく単純化すると、児玉氏が、診療所の医師に調剤を頼まれて無償で医薬品を提供、その費用を、別人名義で調剤したように見せかけて、保険請求したというもの。児玉氏は大阪府に指摘され、03年に、この疑惑に絡む請求で得たお金を返還、「当人に不正の自覚は無かった」ということで、それ以上の追求はなく終わったとのことです。しかし、明るみに出てしまった今、簡単に事態は収拾できそうにありません。己(オノレ)がおかしいと思うことが3点あります。まず、児玉氏が保険請求した処方せんは誰が用意したのか?もし、医師が絡んでいるなら、その医師も何らかの処分を受けるべきでしょう。ふたつ目は、医師に医薬品を無償で提供し、その費用を保険請求して埋めるという行為は、児玉氏のみならず、未だ一部の診療所と薬局間で「慣習」として残っている気配があること。そして3つ目は、児玉氏の行為に対する追求がなぜ、府の指導だけで済んでしまったのか?なぜ、厚労省が直接査察に乗り出さなかったのか?という点です。厚労省は間違いなく、当時の経緯をよく知っているはずです。とくに3点目については、当時の薬剤管理官辺りに理由を聞いてみたいものです。この疑惑。場合によっては日薬幹部の足の引っ張り合いでは済まない。厚労省、診療所、薬局の馴れ合いが生んだ、三角形の構造問題が浮き彫りになる可能性があります。悪い意味で、みごとなハーモニー。いわゆる、よくある「業界の常識は、世間の非常識」ってなやつでなければいいのですが・・・。
で、写真は近所のインド料理屋「グレートアジア」で撮影。日本人相手なのに、店内は、インドそのもの。ここはカルカッタかよぉーって、感じ。しかし、日本にはないノンビリした異国情緒があって好きです。オーナーのゴパル氏。仕事の合間に、ひらがな、カタカナを練習している勉強家です。インド人恐るべし!!
Posted on 8月 22nd, 2011 by IDAKA
抗血液凝固剤で、約50年ぶりの新薬として登場した「プラザキサ」。今年3月の発売から8月までに因果関係が否定できない死亡例が5例(推定使用患者約6万4000人)ありました。頻度は様々ですが、このところ、大型化が期待される新薬は、必ず、発売直後に死亡例が出ます。何とかならんものでしょうか?それこそ、MRの腕の見せ所だと思うのですが、またしても防げませんでした。 ところで、今回の副作用報告に絡んで、ある業界専門誌に身を置く人が、まるで発売元のメーカー関係者のごとく、何の論理的な根拠も示さずに、「プラザキサはいい薬だ」なんて、言い切っていて、呆れてしまいました。己(オノレ)は、何も、向こうを張って、「悪い薬」だと言うつもりはないんです。ただ、医薬品を「いい薬」とか、「悪い薬」とか、二元論でバッサリ言い切ってしまうことに、非常に強い違和感を抱くのです。
己は、医薬品を、膨大な実験データに裏打ちされた「科学の結晶」だと考えています。科学は、再現性(一定条件下で実験すると、何度やっても、ほぼ同じ結果が出る)を拠り所にしています。そして、どんな医薬品にも「効果」と「副作用」の両面がある。だから、ある条件下の、ある人々には「効果」が出て、「いい薬」になるし、別の条件下の、ある人々には「副作用」が発現して、「悪い薬」になる。その2つの側面を冷静に受け止め、自らが取材して、価値とリスクを検証し、情報発信するのが、専門ジャーナリズムの役割だと考えています。だから、かりにも専門誌に身を置く者が、新薬を指して、「いい薬」とか、「悪い薬」とか、短絡的な表現で、拙速かつ軽々に、審判を下すべきではない。そういう表現に遭遇すると、発信者の「浅はかさ」「粗雑さ」「傲慢さ」を感じ、時に「憤り」さえ覚えるのです。
確かにプラザキサは、ワーファリンに代わる新薬として大きな期待を負っています。しかし、国内では、まだ発売したばかり。現時点では、絶対的な臨床評価は確立してはいない。ちなみに先日、お会いした、ある循環器専門医は、「使うつもりはない」と言っていました。理由は薬価が高い。何かあっても、すぐに中和できない。飲み忘れると直ちに効果が無くなる。効き具合をチェックする測定法がない―などでした。医者でも、研究者でもない一介のジャーナリストが、まるで、すべてを知り尽くした専門家気取りで「いい薬」とか、「悪い薬」とか、言ったところで何の意味もない。お茶飲み話してる場合じゃないんだよ。取材、検証、考察、取材、検証、考察、取材・・・。もっとも、くだんの専門誌関係者に、ジャーナリストという自覚があるのかどうか、不明ですが。。
で、写真はアブラゼミさま。人の世の大惨事を見て自粛したのか、今年の夏は、まったく蝉の声を耳にしませんでした。しかし、先週末、猛暑から一転。秋の香漂う曇り空の下、通りの植え込みの木に、しっかりへばり付いて、ジージー鳴いる気高き御仁が。暮れ行く夏。変わる季節の境界線で、残り短き生命を精一杯、燃焼しているようで。。ちょっと切ない昼下がり。
※今週は、言いたいことが沢山あるんです。だから、少なくとも後、一回は更新します。次は24日の予定です。みなさま。是非、遊びに来てくださいね!!